シナリオ難易度:普通
判定難易度:難しい
腰を降ろしている肘掛け椅子がギィと軋んだ音を立てる。
木造のそれの座り心地は悪くない。
フェニキシア伝統の家具職人の手によるものだろう。
セドート村の村長宅は南方式の建築様式で建てられていて、応接間の風通しは良かった。
春であっても昼間は汗ばむ程度に暑さを感じていたイル・ミスタムル州だったが、夕方に入り込んでくる風は涼やかだ。
しかしケーナへと集まって来る視線は、昼の太陽にも劣らぬ緊迫した熱を帯びている。
駆けこんで来た中年農夫、白長眉の村長、そしてズデンカ。
三者からの視線を、齢十二程度にしか見えない小柄な少女は集めていた。
ケーナは追加依頼を二つ返事で承諾しようとしたが、しかし、その寸前にある考えが浮かんだ。
「――引き受けても構わないですが、条件があります」
胸元まで伸びている栗色の長い髪が揺れる。
元名家の令嬢は神妙な表情で、一度とても堂に入ったかしこまったもの言いをしてから、
「エル・フェルテじゃなくて名前で呼んで欲しいな。そんで、できればもっと仲良くなりたい。ダメ……かな?」
躊躇いがちにアメジストに似た紫色の瞳をズデンカへと向けた。
ケーナは自分とそう変わらない年齢(ケーナの実年齢は16歳である)に見えるズデンカが、逞しく生きている姿を見て元気が湧いてきていた。
だから友人になりたかったのである。
それなのにエル・フェルテと呼ばれるのは大げさで距離を感じる。
視線の先の交易商人の娘は、葡萄酒色の瞳をぱちくりと驚いたように瞬かせたが、すぐににこっと微笑んだ。
「勿論、良いですよケーナ。嬉しいのです。落ち着いたら色々お話ししましょう」
ズデンカは喜んでいるように見えた。
ただ、したたかな商人であるだけに、一見可憐なそれは強力な傭兵とは友好関係を結んでおきたいという利害計算に裏打ちされた笑みでもあるかもしれない。
その判別は一見ではつかなかったが、ケーナはポジティブで勇敢な娘であるので、前向きに受け取る事にした。なんでもかんでも疑っていたら木の枝さえ幽霊に見えてしまうものである。
ゴーストを恐れて縮こまりこの世の煌めくものを見落とすのは愚かな事だ。
「やった! ありがとう! それじゃ、その為にもそのカエルの怪人、スパッと退治してくるね」
紫瞳の少女は笑顔を見せ快活に応えた。
ケーナは以前は己の強さに自覚がなかった。
レシアからの報告内容がちょっと盛られていたか何かで高く評価されすぎているのではと思っていた程である。
しかしここ最近は周囲の反応から、自分が強いのであろうということを理解し始めていた。
(多分、なんとかなるでしょ)
異貌の神々の眷属は人類にとって恐るべき敵だ。しかし中でも非常に強力だったという評価をされている二体を、ケーナは既に以前の依頼で倒している。
『またしても運悪くとんでもなく強力なゲノスが出てきた』
とかそういうおよそ普通の人の星の巡りのもとでは確率的にそうそう発生しない事態が起こっているのでもない限り、まず大丈夫な筈だった。
かくて、栗色の長い髪の小柄な少女は追加依頼を受諾し、ゲノス退治へと向かうのだった。
●
太陽が黄金の光を放ちながら西の地平線近くの空で燃えている。
陽暮れ。
農村内を風が緩く涼やかに吹き抜けてゆく。
麦が刈り取られた畑の片隅に、はさ掛けにされた麦束が列を成してかかっている。しかしかけられた黄金の束達は次々と消え去っていっていた。
カエルの亜人が血のように赤い舌を長く柔軟に伸ばして、黄金の麦束達を絡め取り、咥内へと次々に呑み込んでいってしまっていた。
奇怪な外見をした生物だった。
身長は四クビト(約2m)ほどもあろうか。
体皮は緑を基色とし所々に白や薄緑が見られる。
カエルの身でありながら人のように二本の足で立っていた。
腰に革のベルトをまわして鞘入りの長剣を佩き、砂色の襤褸マントを羽織っている。
さらには彼(?)の傍らの宙には、水色の小型の球体が一つ浮いていた。握り拳大の水球はカエル怪人の周囲を巡るようにクルクルと飛び回っている。
奇々怪々であり、不気味である。
(あの球、あやしぃ……)
薄茶色の革鎧姿のケーナはカエル怪人をじーっと睨みながら膝を軽く曲げた。
身を前傾に獲物へと飛び掛かる寸前の猫のように丸める。
ガントレットを嵌めている右手を背へと回し、細剣の柄を掴む。
鞘走りの音をすらりと立てて引き抜きつつ、丸っこい紫瞳を鋭く細める。
一体どんな力を秘めているのだろう?
――敵の手の内が不明な時は気をつけろ。
以前に戦闘の手解きをしてくれた兄が口を酸っぱくして言っていた事を思い出す。
まだかなりの距離が空いているが、警戒しておいて損はあるまい。
ケーナはおよそ四十ペース(成人男性の歩幅平均で80歩、約60m)先で麦束をパクパクと食べ漁っているカエル怪人の動向に注意を払いつつズデンカへと念話を発した。
<<……アタシがピンチになったら、その時は助けてね>>
とりあえずまずは一人であたるつもりだったが、万一に備え救援を依頼しておく。
武装商人の少女は緊張を帯びた神妙な表情で戦槌を握り締め頷いた。
<<わかりました。その時は全力を尽くします>>
ケーナはズデンカに見守られながら、細身とはいえそれなりに重量感のある鋼の剣を右手に握り、黄金の夕陽を背に負って、ゲノスへと接近してゆく。
畑へと足を踏み入れると濃茶革のロングブーツが僅かに土に沈んだ。
ただ半ディジット(およそ0.5cm)も沈まぬうちに固い反発が起こって、それ以上は沈まなくなる。
畑全体がこの程度なら足場をそこまで気にする必要はないだろう。
麦束を食し続けていたカエルの舌の動きが止まった。
黄金色の瞳がギョロリと動く。
縦に走っている濃い金色の瞳孔が、畑内を前進している少女へと向けられる。
砂色のマントが翻った。
三日月状の閃光が空間を割り、大気を揺るがす重い破裂音を轟かせながら飛び出す。
カエル男が腰に下げた長剣を瞬時に抜き打ちざま振り抜いていた。
(――破神剣!)
祈士達が使うそれに非常に良く似ていた。
剣閃の光波動をこのカエル男型ゲノスも使用するらしい。
驚くべき事態だったが、しかしケーナは遠距離攻撃が飛んで来るかもしれない事は想定していた。
多少驚きはしたものの即応し、畑の土を蹴って横にステップする。
小柄な少女が長い栗色の髪と茜色のミニスカートの裾を靡かせながら宙を舞う。
光の斬閃が唸りをあげて一瞬前までケーナがいた空間を突き抜ける。
黒のレギンスを穿いている少女が着地すると同時、眼前に再び光波が迫り来ていた。
連射。
三日月状の光刃が大きさを増しながら顔面へと近づいて来る。しかしケーナは慌てずに膝から力を抜き身を沈めた。
低くしゃがんだ少女の頭上を横一文字の閃光が突き抜けてゆく。彼方のカエル怪人が長剣を上から下に真っ直ぐに振り下ろす。
ケーナは立ち上がりながら斜め前方へ右足を踏み出した。斜め前に出つつ、脇を締めるように左肘を体の後ろに引きつけながら身を左回りに捻る。
正面から見ればI字型に、縦向きなっている刃が風を裂きながら迫り来る。半身になったケーナに触れるか触れないか、ぎりぎり隣の空間を、掠めるように光刃が紙一重で貫通してゆく。
すり抜けるようにかわした栗色の髪の小柄な少女は、アメジストに似た紫色の瞳でカエル怪人を見据えつつ、身を前傾に倒すと、疾風のごとく駆け出した。
「WO! O! O! O!!」
西日を背負って距離を詰めて来る少女に対し、黄金の夕陽を浴びるカエルの亜人は、眩しそうに金色の瞳孔を細めつつも、長剣を嵐の如く縦横に振り回す。
三条の剣閃が一刹那の間に巻き起こり、剣の軌跡から光の斬撃が次々に飛び出してゆく。
ケーナはカエル男が振り回す長剣だけでなく、麦束を絡め取っていた舌、口の動きや向きなどにも注視しつつ、飛来する三連の光波動を突撃しながら次々に掻い潜ってゆく。
機敏に駆け距離を詰めた少女は身を左に捻ると、踏み込みつつ右手に握った鋼の刃を下段から跳ね上げた。逆袈裟。
細身の刀身が鮮やかな弧を描いて空間を断裂し、間に浮遊していた水色の球体を真っ二つに斬り裂きながら抜けてゆく。
断たれた水球は八方に四散し掻き消えてゆく。
(……なんだったんだろこれ?)
脳裏に疑問がよぎる。
正体は不明のままだったが、とりあえず潰した。十中八、九、こちら側にとってろくなものではあるまい。
栗色の髪の少女はさらに踏み込みつつ身を翻しざま右手首を返し、片手剣を右から左へと水平に振るう。
カエル剣士が反応し長剣を拳上がりに傾斜させながら振り上げた。
霊鋼の刃と刃とが激突し火花が散る。
ケーナは片手剣を頭上で旋回させつつ再度手首を返し、左袈裟に斬り降ろす。
飛燕のごとく巻くような螺旋を描いて走った剣閃がカエル怪人の肩口へと入ってゆく。
亜人は咄嗟に上体を後ろに反らすように退かせた。
細身の鋭い鋼が砂色の襤褸外套を斬り裂き、その奥の蛙肌へと喰いこみ、引き斬りながら抜けてゆく。
夕陽の橙光の中、赤色が煌きながら宙に散った。
が、
(浅い?)
ケーナは手応えの浅さを感じていた。
カエル怪人が咄嗟に身を退いた事、そしてその体皮がぬめりを帯びて刃を逸らすように滑らせた為、深くその奥の肉を斬れなかったのだ。
黒い影が大地に長く伸びた。
「KAーーーッ!」
奇怪な叫び声をあげながら四クビト(2m)の巨躯を誇るカエル怪人が長剣を大上段に振り上げた。
落雷。
神話において神の裁きともされるそれに似た剣閃が一瞬で降った。
三クビト足らず(約144cm)の小柄な少女は、紫瞳を見開くと意識を研ぎ澄ませていた。体を半身に捻りつつ斜め前方へと踏み込み、手首を返しながら片手剣をすくい上げるように下方から上へと振り上げる。
縦に半月を描いて振り下ろされた長剣の切っ先が、一瞬前までケーナがいた空間を断裂し、下から昇った細身の剣刃が、カエル男の左手首を深々と斬り裂いて抜けた。
血飛沫が噴出してゲノスが激痛に怯んだ一瞬、少女は振り上げた剣を頭上に高々と掲げつつ右腿もまた高く上げ、前方へと繰り出した。
霊力が集中された革長靴の底が、カエル男の脚の付け根部分に叩きつけられる。
強烈な衝撃が炸裂し、ゲノスが身を折るようにして態勢を崩す。ケーナは頭上に振り上げ力を溜めていた剣を、踏み込みざまに振り降ろす――直前に瞬間移動するようにしてその場から掻き消えた。
カエル人の顎が大きく開かれてゆくのを視界の隅に捉えたからだ。肚の底に氷塊を突っ込まれでもしたかのような冷気が湧きあがってきていた。
血のように赤くぬめる舌が、うねりながら矢の如き勢いで飛び出す。
赤肉の塊が高速でケーナの残像を貫き、奥の地面をしたたかに叩く。
伸びた舌が巻き取られるように戻ってゆく。
金色の瞳がギョロリと動いて首が振られ、縮地により離れた位置に立ったケーナを見た。
カエル男はさらに右手一本で縦横に長剣を振るい光波を連続して巻き起こしてゆく。ケーナがステップしてかわし、しかしさらによけたケーナの回避先を先読みして合わせるようにカエル男は顎を開き長く伸びる舌を伸ばす。
顔面へと真っ赤な舌が迫って来る。
しかし、ケーナの側もそれを読んでいた。
霊力を溜めていた栗色の長髪の少女は、着地と共に解放。畑の土をブーツの底で抉りながら姿を一瞬で掻き消す。縮地、本日二度目。
今度はケーナは距離を取り離れるのではなく前方に出た。
生臭い臭気を感じる程にぎりぎりの距離で舌撃をかわしつつ踏み込むと、身をひねりざま回転させ片手剣を竜巻のごとく袈裟に一閃する。
稲妻のように走った霊鋼の刃が、カエル人の舌を根元付近から切断する。断面から真っ赤な鮮血が噴出し、切り離された舌が宙に舞う。
しばしの滞空後に畑の土上に赤肉が落ち、切断されてなおビクビクと収縮してゆく。
カエル怪人が激痛によろめいている。ケーナは身を沈め、ガントレットに包まれている左手を伸ばすと畑の表面を掻きながら土を握った。
伸びあがりざまに駆け踏み込んで、左手の平を叩きつけるように突き出す。カエルの首――はちょっと届かせるのが難しいので腹に土を塗りつけんとする。
カエル怪人が剣の柄を叩きつけるように振り下ろす。
ケーナは塗り作業を中断して大きく後方に飛び退きかわした。
カエルの白い腹が吸着した土で汚れている。
厄介なぬめりが多少落ちた事を期待したいが果たして。
緑色の亜人が口から血を飛ばしつつ踏み込んだ。右手に握った長剣を振り下ろす。
ケーナは剣を脇に構え、剣先を斜め下方へと向ける。霊力を集中させつつ、足さばきのみで後退して間合いを広げかわす。
カエル剣士が少女に追いすがりさらなる斬撃を放たんとした時、周囲に純白の光が満ちた。
ケーナが後方の地面に向け閃光弾を発射したのである。
地に激突し炸裂した光の玉は、純白の眩い光を膨れ上がらせた。強烈な光が、カエル人の黄金の瞳を灼いてゆく。
栗色の長い髪の小柄な少女が前傾に低く低く沈み込み、光の中から掻き消えた。
本日三度目、縮地。
瞬間移動したが如き速度で踏み込み、風巻いてカエル人の左側面を抜け様、霊力を集中させた細剣でその左足を薙ぎ払う。
カエルの左脚が後ろに弾き飛ばされ、地面を擦り畑の土を飛ばす。平衡が崩れる。
ゲノスの後方、振り向いたケーナの紫瞳が黄金の陽を受けて光る。
大地を抉りながら再びその姿が掻き消える。縮地。本日四度目。
片膝をついているカエル剣士が右手のひらの中で長剣を回転させた。逆手に持ち替えざま肩越しに後ろを見るような姿勢で後方へと突き出す。
極限まで精神を集中させているケーナは半瞬にも満たないわずかな時の中で、カエル人の背と肘の動きから軌道をほぼ勘で察した。攻撃を繰り出す直前、僅かに身を捻る。前方から鋭い鋼の切っ先が迫って来る。
冷たい鋼が皮鎧の表面を掠め斬りながら後方へと抜けてゆく。
ケーナは霊力を極限まで収束させた細剣を踏み込みざま袈裟に振り下ろした。
風が破裂したかのような音を巻き上げながら剣閃は鋭い弧を描いて走り、カエル怪人の延髄から入って、熱したナイフでバターを斬り裂くように、皮膚と肉と骨とを鮮やかに掻っ捌いて抜けた。
赤みを帯びたドス黒い鮮血が黄金の陽光を受けながら噴水のごとくに空へと噴き上がってゆく。
首から切断された異形の頭部が地に落ちて転がり、剣を突き出す姿勢でしばし静止していた胴体もやがて崩れ落ち、倒れた。
●
戦後。
「終わったー! 今日はもうこれ以上は無理~」
ゲノスの埋葬など現場の後処理を村長ら村人達に任せ、宿の部屋へと入ると、ケーナは長椅子に身を横たわらせながら両手足を投げ出した。
「お疲れ様です」
ズデンカが手に二つ杯を持ってきて、片方を差し出してきたので、礼を言って受け取りつつ口をつける。
中身は良く冷えた果実水で、渇いた身体にスッと染みわたるようだった。やや酸味がある甘さは疲労をやわらげてくれるような気がした。
「小麦、残りは無事に収穫されると良いね」
食料は大切である。とても。食べるのが好きなケーナとしてはそう思う。
ズデンカは明るい表情で、
「ええ、ケーナがゲノスを倒してくださいましたから、後はきっと大丈夫ですよ! 有難うございます。村の皆に代わって私からもお礼を申し上げますね」
農夫さん達も喜んでましたよ、との事。
「うん、だといいな。そういえばズデンカってまだ若いよね? 交易商人になってからどれくらいなの?」
気になっていた事をふと問いかけると、
「ふふ、幾つくらいだと思います? まぁでもそんなに長くはないのです」
明るい茶色の髪の娘は、空いている椅子に腰かけつつ杯に口をつけ。
「私、以前はとある傭兵団で会計のような仕事をしていたんです。けど、ヴェルギナのカラノス帝がお隠れになってしまって……所属していた傭兵団も色々あって解散する事になってしまったんです。それでまた新しい傭兵団や雇い主を探してまで傭兵を続ける気にはならなかったので、戦友達と一緒に大陸からゼフリール島へと渡ってきて商売を始めたんです。私は元々ゼフリール島の出身だったので」
私の故郷の島で一緒に商売やりません? と仲間達を誘ったらしい。そうして元傭兵達で商会を立ち上げたのだと。
「ズデンカ、トラシア大陸にいたんだ?」
ケーナはつぶらな紫瞳をぱちくりと瞬かせた。
「アタシも、少し前まで大陸で暮らしてたよ」
「えっ、そうなのですか? それじゃあ、もしかしたら、昔どこかですれ違っていたかもしれないのですね」
「大陸は広いけど、ありえない事じゃないかもね」
思わぬ奇縁に栗色の髪の少女は笑って。
「ケーナのほうはどうしてゼフリール島にきたのです?」
「あー、それは~、色々あってねぇ~……」
本当に色々な事があった。
栗色の髪の少女は少し考える。
元は名家の令嬢だったが、家が皇帝死後の争いに巻き込まれ、敗れて取り潰しになり――というのはみだりに話してしまっても良いものだろうか?
(――まぁそんな隠す程の事でもないかな)
ケーナは現状、自身の境遇を特に悲観していなかったので、枝葉は省きつつも本筋はそのまま事実を話す事にした。
ズデンカが先に経緯を話してくれていた、というのもあったし、話すか話さないか悩む事のも面倒なので、とりあえず前に進んでみようと思ったからである。
客観的に見ればなかなか重たい過去であったので、ズデンカは初め随分と驚いた様子でかなり同情してくれたようだったが、ケーナがあまりにも本心からあっけらかんとしていたので、途中から彼女も少なくとも表面上は特に気にしなくなったようだった。
成功度:大成功
獲得称号:エル・フェルテ
獲得実績1:セドート村を守った
獲得実績2:武装商人ズデンカ・ノヴァクの友人