聖堂騎士レシア「正義というのは、くだらないものだと思いますか?」
依頼主・ガルシャ聖堂騎士団(ヴェルギナ・ノヴァ帝国)
概要・輸送隊の護衛
シナリオタイプ・戦闘
シナリオ難易度・易しい
主な味方NPC・ガルシャ聖堂騎士「レシア・ケルテス」
ステータス上限・攻撃170
シナリオ参加条件・無し
『天下の戦乱を治め万民を救う。その為に諸国を再びまとめあげる』
皇女アテーナニカは、新帝国の皇帝に即位した際にそのように述べたという。
ガルシャ王イスクラは大陸から亡命してきたヴェルギナ帝国の皇女アテーナニカを推戴し、自らが長年治めて来たガルシャの国土を皇女へと捧げ、新帝国の樹立を宣言、ヴェルギナ帝国の後継たる国としてヴェルギナ・ノヴァ帝国を号した。
(……万民って誰だろう?)
銀髪の娘レシアは疑問に思っていた。
天下の戦乱を治めるというが、大陸から逃げてきたという皇女が国の名をヴェルギナ・ノヴァ帝国に変えるまでは、このガルシャ王国は平和だった。
少なくとも十六歳のレシアが物心ついてからずっと。
しかし、アテーナニカが皇帝に即位し、ガルシャがヴェルギナ・ノヴァとなった途端に、北のユグドヴァリア大公国が国境のプレイアーヒル要塞へと攻め寄せて来た。
レシアは『祈士(カサドール・デ・ラ・オラシオン)』だった。故にカサドールとして常人離れした力を操れた。
だから、うら若き少女の身でありながら要塞を守る『祈りヶ丘に建つリース聖堂を守護する兄弟姉妹達』――通称して『ガルシャ聖堂騎士団』に聖堂騎士として名を連ねていた。
レシアも北国の大軍と戦った。
初陣だった。
死に物狂いで戦った。
何人も斬った。
『雷神』と渾名されているジシュカ総長の采配があたって、プレイアーヒルの聖堂騎士団は大勝利をおさめ、ユグドヴァリアの祈士達を撃退する事に成功した。
味方の損害は小さなものだった――
だが、それでも戦だ。
ゼロではなかった。
レシアと年が近かったマルケータという名の団員は、大勝利の勝ち戦であったのに、不運にも破神剣(祈士達が使う閃光波)に撃ち抜かれ戦死してしまっていた。
マルケータは救われたのだろうか?
救われていなかったとしたら、マルケータは『万民』の中には入っていなかったのだろうか?
彼女は、
『これは正義の戦いなのよ。私達聖堂騎士は、正義の為に戦わなくちゃ』
と言っていたから、不本意な死ではなかったと思いたい。
正義。
聖堂騎士は正義の為に戦うべしと経典にはある。
――この戦いは正義なのか?
レシアには良くわからなかった。
『正義などくだらない』
多くの人々がそう言う。
では、マルケータの死はくだらないものであり、聖堂騎士団もまたくだらないものなのだろうか。
レシアには良くわからなかった。
ただ、解っているのは、敵が押し寄せて来るから、また戦ってプレイアーヒルを守り通さなければならない、という事。
聖堂騎士団は再度の侵攻に備えるべく防衛拠点の修復と強化を進め、その為の資材及び、食料の補給を後方のガルシャ諸侯へと要請していた。
そして、
「レシア、輸送隊の護衛にあたってくれ」
銀髪少女は上官から指令をくだされ、前線を離れ後方へと回る事になった。
●祈装傭兵組織アドホック
「あぁ、ヴェルギナ・ノヴァ帝国からの依頼ですね」
独立自由都市共和国アヴリオンにある広域傭兵互助組織『アドホック』。一言でいうなら傭兵ギルドだ。
アドホック本部の一階のスペースは、今日も多くの傭兵達によってごったがえしている。酒場も兼ねているから、依頼目的でなく単に飲み食いしているだけの者も多い。
「それは簡単な依頼だと思いますよ。初心者の方や、ハードな依頼は今はいいや、って方にお勧めです」
アドホックに掲示されていた一つの依頼に興味を抱いた『貴方』は、受付で詳細を聞こうと尋ねた所、受付職員を務めているルルノリア嬢より柔らかい笑顔と共にそのような説明を受けた。
「一言で概要を説明するなら『輸送隊の護衛』ですね。出発地点はヴェルギナ・ノヴァ帝国がルアナ州の州都ルアール城村。目標地はそこから北東へと進んで、同帝国の国境に建つ城塞プレイアーヒル。ルアールからプレイアーヒルまでは一週間程度で到着する見込み、との事です」
また、ガルシャ国内は他国に比べて治安も良いから、これといった脅威は無いだろう、との事。
「聖堂騎士団からも祈士が護衛に出されるそうですから、通常であれば、傭兵を雇ってまでカサドールを護衛につける必要はなさそうですが……エスペランザ諸島が異界勢力に占拠されてしまって以降、この島でもチラホラと『眷属(ゲノス)』が湧いて出て来てしまっていますからねぇ、それに備えての事なのでしょう」
異貌神そのものでなく、その眷属でさえ異界の生物は『波紋障壁(エスクード・ディフレクター)』を纏っている。
カサドール自身も纏っているそれは、祈刃あるいは異界の力を帯びた攻撃以外を無効化する為、一般兵で太刀打ちする事は不可能だった。
「まぁ『眷属(ゲノス)』が湧く事があるっていっても、治安の良いガルシャ地方で遭遇する事は稀ですからね、相当運が悪く無い限り、カカシしてるだけで報酬が貰えますよ」
と、ギルドの受付嬢は言う。
本当か?
そんな美味い話がこの世にあるもんか?
「ホントーですって。――さん、そんな運が悪い人生を歩んで来たんですか?」
はて人生。
自分の人生はどのようなものだっただろうか。
独り胸中で振り返り、あるいはルルノリアと話していると、やや経ってから彼女は言った。
「――で、この依頼、受けてみます?」
●
ゼフリール島内にある自由都市アヴリオンとヴェルギナ・ノヴァ帝国のルアール城村との間には地脈が繋がっている。
その為、地脈を利用して『次元回廊(異次元を利用したワープ空間)』が通されていた。
次元空間同士の『捻じれ』を利用するこの『次元回廊』を使用すると、通常ならば何日も旅をしなければならないような距離でも、僅か数時間の移動で済ませる事が可能だった。
要するに『次元回廊』とは『近道』であった。
しかし次元回廊――真っ暗な空間に輝く光の道が通されただけの異空間――内は常に強烈な霊的負荷に満ちている。
その為、波紋障壁を纏っている存在で無いと耐えきれず、やがて消滅してしまう危険な空間だった。
波紋障壁で防御できるのは、祈士本人と祈士が身に着けている物品のみである。
そして、身に着けられるものであれば何でも良いかというと、そういう訳ではなく、祈士用の装備か、本人が長時間(概ね半月以上)の時間をかけて自らの霊力を馴染ませた物でなければならない。
その為、基本的に次元回廊を利用できるのは祈士のみであり、また祈士といえども食料などを次元回廊を用いて持ち運ぶ事は不可能だった。
(一応、食料に霊力を馴染ませる事も可能ではあるが『身に着けられる』量には限度があるし、手間がかかりすぎる)
基本的に持ち運べないので次元回廊を渡った先で調達する必要があったが、依頼主であるヴェルギナ・ノヴァ帝国の方でそのあたりは用意してくれているらしかった。
今は戦時下であり、交戦国間の『次元回廊』は閉ざされてしまっている。
しかしアヴリオンは中立国であり、経済的な結びつきが諸国に対して強かった為、諸国への道は今でも解放されていた。
その例に漏れず自由都市アヴリオンとルアール城村を繋ぐ次元回廊もまた開かれているのである。
依頼を受ける事にした貴方は次元回廊を通ってルアール城村へと向かった。
数時間の移動の末にルアールへと辿り着いた貴方は、回廊の出入り口を守っている兵に領主の城館の位置を尋ねると、位置を把握し、館へと足を向けたのだった。
●
ルアール城村はルアナ州の州都という事だったが、都というよりは村という名が良く似合う長閑(のどか)な場所だった。
あちこちに畑が広がっていて、素朴な作りの一戸建ての家々が並んでいる。
一般の農村と違うのは、彼方に巨大な城壁が見える事だろうか。
ルアールを囲むように建っているらしき城壁は、のんびりした景色には似つかわしくない重厚さだった。巨人とでも戦おうとしたのだろうか? 良く見るとだいぶん古ぼけているようにも見えたが。付近の城村人に尋ねると何百年もの大昔から建っている壁であるらしい。
城壁に囲まれた牧歌的な村内を歩いてゆくと、やがてこじんまりとした領主の城館へと辿り着いた。
依頼主である聖堂騎士は城村の領主の館に駐屯しているらしかったからだ。
門の前には、鍔広の三角帽子をかぶり長衣姿で杖を持った男女の姿が見えた。門番だろう。
近づき、彼等彼女等にアドホックから派遣されてきた旨を告げると、ギルドからの書状を見せるなど幾つかの確認手順の末に客間に通された。
こじんまりとはしていても領主の館らしく、客間はそれなりに高級な調度品が置かれていた。田舎ではあるがルアールの財政状況は悪くないらしい。
部屋で待つ事しばし、やがて成人したばかり(一般にゼフリール島では十五歳で成人である)に見える、銀髪の聖堂騎士が部屋の中へと入って来た。
「私が今回の補給隊の隊長を務めるガルシャ聖堂騎士団の五祈長レシア・ケルテスです」
騎士少女はそのように貴方へと名乗った。
「この度は我等の依頼を受諾していただき、感謝を申し上げます」
結構な地位であるのにレシアは傭兵相手にも折り目正しく言って頭を下げて来た。世の中とんでもない悪党騎士も多いが、どうやら彼女は騎士らしく真面目な性格をしているらしい。
なお五祈長というのはトラシア文化圏では良く使われている祈士に関する軍事階級の一つである。五人のカサドールをまとめる長、という意味である。
その名の通り五人の祈士を率いる事もあるが、実際に率いるのは五人未満である事も多い。下から五番目の階級だ。下祈兵、中祈兵、上祈兵、祈兵長、五祈長で五番目。
カサドールは伝統的に一人あたりが百人分と目されるから、五祈長というのはゼフリールの諸国内では五百人を率いる隊長と同格と扱われる。
つまり、そこそこ偉い。
レシアは若いのに相当に優秀なのか、あるいは貴族の家の出身なのかもしれない。
そう見ると幼さを残した顔立ちにはどこか気品のようなものが見える。
単に見た目が若いだけで実年齢は結構いってる、という可能性もあったが。
「今回の補給隊は幾つかに分けて送られる隊の一つで、大型の馬車十台ほどになります。御者や荷物の管理などはルアール城村の兵と聖堂騎士団の団員が混合で二十名ばかりで務めます。護衛戦力となるカサドールは二名です。つまり、私と貴方です」
五祈長は五人のカサドールを率いるというのが定数だったが、大幅に定数割れしているようだった。
正規軍のカサドールは隊長だけで、部下は傭兵の一名のみらしい。
レシアの五祈長という肩書は名前だけなのか、あるいは、
――北の大公国には大勝利したという話だったが、プレイアーヒルの戦況は厳しいのか?
という旨の事を貴方は思い、それとなく尋ねてみた。
するとレシア曰く、戦況は優位にあるが、そもそもがプレイアーヒルに配属されている兵力が寡兵な為、一人たりとも決戦戦力であるカサドールを遊ばせておけるような状況ではないのです、との事だった。
「ガルシャは治安が良いですからね。後方の十台程度の輸送隊の守りでしたら二名でだって多いくらいですよ。相当運が悪くない限り、『眷属(ゲノス)』と遭遇するような事はありえませんから」
少女騎士レシアはどこかぼんやりとした表情でそう述べた。
●
馬車を曳く馬が嘶いた。
分厚い城壁の門を抜け、輸送隊は街道を北東へと向かった。ルアールとプレイアーヒルとを繋ぐ街道は川に沿って敷かれている。
今は『ルアシス・アスティル(四月)』、ガルシャ地方においても季節は春である。
冬の厳しい冷気も和らぎ、日差しは麗らかだ。
二頭立ての十台の馬車がカポカポ、ガラガラと蹄と車輪の音を鳴らしながら軽快に街道を進んでゆく。
出立より三日目の昼。
馬車を道の脇に停め、一行は昼食にあたっていた。鍋が馬車に持ち込まれていたので、麦粥が炊かれ、それがふるまわれている。
粗末な食事だったが、岩のような保存パンや、容易には嚙み切れない干し肉にくらべれば大分マシだ。
道のりはちょうど半ばを越えたあたりである。
この調子でゆければ、一週間かからずにヴェルギナ・ノヴァ帝国の国境に建つプレイアーヒル城塞へと辿り着けるだろう。
極めて順調な旅であったが、しかし隊長のレシアは麦粥の器を手に小岩の上に腰かけ、相変わらずのぼんやりとした表情を浮かべていた。
ずっとこんな調子である。
体調が悪い訳ではなさそうだが、何かが気がかりでもあるのか、あまり元気が無さそうな様子だった。
――何か悩み事でもあるのか?
という意味の言葉を灰瞳の銀髪少女隊長へと向かい投げると、レシアは貴方のほうへと顔を向けてきて、
「……正義というのは、くだらないものだと思いますか?」
唐突にそんな疑問を投げかけてきた。
騎士らしいといえば、騎士らしい悩みだが、大上段な悩みである。
なんと答えたものか、貴方が一つ視線を彷徨わせると、ふと視界に入った大河から、黒色の人型の物体が岸に上がって来るのが見えた。
まだ結構な距離がある筈だが、妙にデカク見える。
純粋に大きいのだろう。
レシアはちょうど河を背にして小岩に座っていた為、まだ気づいていないようだった。
黒い人型の物体は鳥のような頭部を持っていた。
嘴のように口の部分が長く伸びている。瞳の部分には血のような蒼白い光があった。
皮膚が無く、筋繊維が剥き出しの体躯をしている。
猫背の前傾姿勢で、腕が異様に長い。足首にまで届く程だ。
手の指には鉄灰色の鋭い爪を備え、蒼白い光を煙のように立ち登らせている。
さらに同種の黒色人型物体がもう一体、水面から浮上し岸へとあがってきていた。
最初の一体はスマートに引き締まった、どちらかというと瘦せ型に見えたが、二体目は筋骨隆々の重量級だった。
瞳の色も一体目とは違って赤黒い色をしており、爪から放つ光も赤黒色だ。
しかし、基本的な特徴は共通している。
背丈は両者ともに八クビト(約4メートル)程度だろうか。並みの人間の倍以上あった。
ガルシャ地方にはこういう野生動物が棲息しているのだろうか? と一瞬疑問に思ったが、そんな訳はあるまい。
――『眷属(ゲノス)』だ。
自分の運はあんまり良くなかったらしい。
後ろ、と銀髪少女に告げると彼女は振り向き、「なっ?!」と驚愕の声をあげた。
ただ驚きはしても、そこは訓練された騎士らしく、
<<ゲノスですッ! 総員ただちに馬車と共にルアール方面へと後退してください!!>>
とすぐに配下の兵達へと『念話』で指示を飛ばした。
そして、
<<貴方は私と共に『アレら』の迎撃をお願いいたします。どちらをやりますか?>>
そのように問いかけて来る。
眷族達は非常に手強そうな個体に見えた。
レシアは怯んではいなさそうだった。
■作戦目標
接近中の二体のゲノスの撃破
■敵戦力
●鳥嘴鋭鬼(なおこの名前は便宜上つけたもので正式名称ではありません。正式な個別名称はありません。分類としては『ゲノス(異貌の神々の眷属)』です)
・外見
基本は人型。
体長4メートル。
頭部は鳥のよう。長い嘴を持つ。
瞳は鬼火の如く蒼白く光っている。
体色は黒。皮膚が無く筋繊維が剥き出しのような体躯。
猫背の前傾姿勢。
腕が足首まで届く程に異様に長い。
手の指には鉄灰色の鋭い爪を備え、蒼白い光を煙のように立ち登らせている。
体型は鋭く引き締まっている。
・攻撃手段
左右の手に備えた鋭い爪がメイン武器。
鋭い切れ味を持つ。
嵐のように果敢に、稲妻のように高速で振り回して来る。(DPRによる描写上の手数が多い)
まったく中らず見切られていると感じた場合、手数を抑え鋭く狙いすました一撃を繰り出して来る。あるいは、攻撃ヒットにより相手の態勢が崩れたのを見た場合、大振りの強撃を叩き込みに来る。(DPRによる描写上の手数が減る)
他、口から蒼白い巨大な光線波(口から出た後、直径2m程度まで膨れ上がり、直線的に放たれる)を射出する。有効射程は50mほど。
威力は高いが0.5秒程度の溜めのモーションがある。この技は使用に行動力を2消費する。
・防御手段
爪で受けるか回避。
・レート
攻防共にマイナスのレートを持つ(技と高速回避タイプ)。
・特記
この眷族は最大行動力を2持つ(つまり、二回攻撃してくる)。
使用ダイスは1D100。
外見以外はPL情報です。
●鳥嘴剛鬼(なおこの名前は便宜上つけたもので正式名称ではありません。正式な個別名称はありません。分類としては『ゲノス(異貌の神々の眷属)』です)
・外見
鋭鬼と基本は同じ。
ただし、こちらは筋骨隆々に体躯が膨れ上がっている。
また、瞳の色が鋭鬼とは違い赤黒色で、爪から立ち登っている光も赤黒色。
・攻撃手段
左右の手に備えた鋭い爪がメイン武器。
鋭い切れ味を持つ。
狙い澄ました重く鋭い一撃を繰り出して来る。(DPRによる描写上の手数は少な目)
一撃が中らず見切られたと感じたか、あるいは、一撃入れて相手の態勢を崩すなどしてチャンスと見ると乱打するように猛ラッシュをかけてくる(DPRによる描写上の手数が激増する)
他、口から赤黒い巨大な光線波(口から出た後、直径2m程度まで膨れ上がり、直線的に放たれる)を射出する。有効射程は50mほど。
威力は高いが0.5秒程度の溜めのモーションがある。この技は使用に行動力を2消費する。
・防御手段
爪で受けるか、瞬間的に皮膚を硬化させて攻撃を弾き飛ばす、あるいは回避。
・レート
攻防共にプラスを持つ(火力と装甲防御タイプ)。
・特記
この眷族は最大行動力を2持つ(つまり、二回攻撃してくる)。
使用ダイスは1D100。
外見以外はPL情報です。
■味方戦力
●レシア・ケルテス
十六歳の銀髪少女。
祈刃のタイプは長剣と円盾。
攻撃よりは防御が得意。
セットしているスキルは「流水」「神眼」「癒しの光」。
攻防のレートは共に0。
最大行動力は1。
・特記
使用ダイスは1D50。
一対一だと数ラウンドはもつが「鋭鬼」「剛鬼」どちらを相手にしても敗北するくらいの実力です、この情報以外はPC情報です。
PC情報とはPCも把握している情報、という意味です。
■天候と地形
春の良く晴れた昼。
大河沿いの街道。
大河の間近は河原になっているが、既に鬼達は河原地帯から斜面を上がり、地面が平らになっている地点まで上がってきている。
地面が平らになっている箇所の一部は石が敷き詰められており街道が形成されている。幅は大型の馬車がすれ違える程度。
道の左右、地面が平らになっている箇所には緑の短い草が生い茂っている。
ゼフリールへようこそ、望月誠司です。
最後までお読みいただき誠に有難うございます。
今回のシナリオですがこの二体のゲノスは世界観的には眷属としては非常に強い部類なのですが、PCがもっと強いので、普通の判定難易度で普通にやれば敗北はまずしないと思います。
PCの試運転としていただけましたら幸いです。
懸念点は、あんまりのんびり余裕かましてたり判定難易度ルナティックを選択してダイス目が死んだりするとレシアがやられてしまう可能性があり、そうなると一対二になるので、ちょっと苦しくなるぐらいでしょうか……(レシアも一応、世界平均で見ると弱くはないのですが(新米騎士にしてはそこそこ優秀)、相手がちょっと悪い感じです)
ご興味惹かれましたらご発注いただけましたら幸いです。