プロセスニーズによるイノベーションが成功するには五つの前提がある。
(1)完結したプロセスについてのものであること、(2)欠落した部分や欠陥が一か所だけであること、(3)目的が明確であること、(4)目的達成に必要なものが明確であること、(5)「もっと良い方法があるはず」との認識が浸透していること、つまり受け入れ態勢が整っていることである。(p68)
(4)については、「解決策の仕様が明確に定義できること」という直訳のほうが理解しやすいかもしれません。
例えば電話交換機が発明されたときには、人手で行っていた電話交換作業自体が、電話交換機に求められている「仕様」として明確であったというようなことを指しています。
セクションのタイトルは「前提」と「条件」となっていますが、原書では「criteria」と「caveats」ですので、基準と注意事項という感じなのでしょう。
三つの注意事項については次回。
These examples show that successful innovations based on process needs require five basic criteria:
— A self-contained process;
— One “weak” or “missing” link;
— A clear definition of the objective;
— That the specifications for the solution can be defined clearly;
— Widespread realization that “there ought to be a better way,” that is, high receptivity.
2014/3/14