ピーター・ドラッカーの「イノベーションと企業家精神」を目次に沿って少しずつ抜粋し、私の感想(一応解説のつもり)も添えながら紹介していきます。
本書は、1985年、ドラッカーが75歳の時の著作です。
本書全体を、訳者である上田惇生さんが”訳者あとがき”にまとめているので、抜粋します。
ドラッカーは、経済学が外性変数として扱い、経営学が実話集としてしか扱えなかったイノベーションと起業家精神を誰もが学び身につけることのできる原理と方法として提示した。
激動の時代に入ってしまった今日にあっては、企業にせよ公的機関にせよ、あるいは一国の経済や一人ひとりの働く人間にせよ、起業家精神のもとに行動しないことには、明日の展望を持つことはできない。
そのような意味において、本書は現代人としての常識となるべき必読の書である。