先ず、「大原野紙屋の道標」から香下への道順ですが、何時もは最短距離を取るのですが、今日は通ったことの無い道を選んでみました。宝塚市道1502号線を西に進み、宝山寺下バス停近くの三ツ辻を西に折れず、道なりに進む事にしました。県道68号(北摂山里街道)の「宝塚自然の家」交差点に出るつもりです。
バス停から100m強下ると、左(西)に分岐する三ツ辻があり、こちらの方が旧道感があり、市道1502を離れます。後は道なりに山入端を進み小さな橋を越えると登り気味の変則四つ辻になりました。真っすぐ登るか右(北)折するか悩んだ末、北折れして楽な道を選びました。左手に山、右手に小川と、田園風景を楽しみながら進むと、県道68号、波豆川の島橋西詰に出ます。何時も使う道ですが、すぐ西横の石造物の写真は余り撮っていなかったので、撮り直しておきます。
北西の志手原方面からのバス停に続く地図の旧道より、東の香下寺へ分岐する山道が無いかを探ります。「羽束神社丁石」の起点を決める上で重要な道筋が、バス停北側に有るかを確認する為です。『今昔マップon the web』に見える「エ字状」辻の右上に当る、点線の小径が無いかを見ます。
東(墓地入口)に戻り、防獣柵から北寄りを見渡し、西バス停方面からの出口となる道が無いか、を探す。山から出て来るような道は見つからなかった。
明治の地図に載る小径は、今の県道68号の歩道部分に飲み込まれてしまったと結論した。依って、丁石の起点は現在のバス停とし、県道北側の歩道を30m程通り、墓地入口に向け分岐し、防獣柵を越えて道なりに現参道に交わる。とします。詳しくは「羽束神社丁石一覧」を参照下さい。
国道176の「新三田駅前」交差点を北に折れ、国道を道なりに2.5㎞程、チョット見四辻の「上井沢」の交差点に着きます。途中確認しておきたい道標が二ヶ所あったのですが飛ばしました。
この交差点からは西の川岸に大きく下り、塩掛橋を越えれば踏切手前の北側に「広沢ポンプ場?」があります。この南西端に、今日の目的二番目の「三田市廣沢の道標」がある筈です。交差点から250m程です。はたして場内の草は枯れているでしょうか。
最も距離が近い西側が終わり、正面となる南側に取り掛かりますが、こちらは量が多くて途中であきらめます。レンズの邪魔にならないような部分だけはがします。東面と北面は遠景に撮るしかありません。よって掃除の必要もないのです。
正面、南面を見ると、下部がやや見えないが綺麗に読めます。「大坂」の下にも文字が有ると思われますが、それは確認出来ません。
結果として、南面の文字が読み取れた事と、西面の一文字が読み取れただけです。
さあ、帰りましょう。
帰り際に気になる「下深田の道標」を訪ねてみました。県道141号線(黒石三田線)の「松山堤」交差点より600m程西に離れますが、「下深田阿弥陀堂」の西裏の竹藪脇に有ります。
一応無事でしたが、以前と同じく、道標の役目は全く果たしていませんでした。
「三田市廣沢の道標」の再撮影の目的は一応果たせましたが、「三田市天神2の道標」の遺失に悲しい思いが残りました。ただ弘法寺が移転した可能性もあり、残っている可能性も大いにあります。これを望みとして、この項は終りにします。