QRコードの樹名カード
校庭の樹木に名札を付けましょう!
校庭の樹木に名札を付けましょう!
小学校の校庭にはたくさんの樹木や花や実のなる草が植えられている。子どもらの自然とのふれあいが少なくなっていると言われて久しいが、校庭に植えられている植物やそれらに集まる虫や鳥などの観察も自然とのふれあいになるだろう。
神奈川県での研究例になるが、小学校で植栽されている樹木に名札を付けていたのは全体の40%で、名札の付いていた小学校でも付いている樹種は数種程度で、すべての樹種に名札があるわけではなかったそうだ。
せっかく植栽されている樹木があるなら、名札(樹名板:じゅめいばん)を付けてあげるといいのになと思ったので、どんな名札がいいんだろうと考えてみた。
教師が手作りした樹名板、耐候性のある市販のアルミ銘板、児童生徒と一緒に作る樹名板など、いろんな樹名板があっていいと思う。手作りの樹名板は使える材料も限られるだろうから耐候性は低くなりがち、毎年作り替えて楽しむのがいいとも思う。
あまり長くなっても読むのが疲れるので、200字以内の解説文をQRコード化して樹名カードに印刷できるようにしてみた。
校庭によく植えられたり、勝手に生えてきたりする樹種を中心にサンプルを作ってみた。35種のQR樹名カード(2025/11/28時点)
比較的楽に作れる樹名板の参考例として、QRコードの樹名カードを作ってみた。
QRコード(Quick Response Code)は、1994年に日本の自動車部品メーカーが発明した二次元コード。コードの大きさ(バージョン)にもよるが、多くの情報が記録でき、スマートフォンやタブレットのカメラで簡単に読み込むことができる。
WEBページのURLをQRコードにして詳しい内容を見られるようにする手法もあるが、短い解説文なら、QRコード自体に含めることもできる(ネットに繋がっていなくても読めるメリットもある)。漢字かなの文章なら1817文字までコード化できるらしい。
できたスライドをA4サイズに4枚並ぶように印刷して切り出し、ラミネート加工してヒモやビニールタイで樹木にぶら下げる。
一般的なラミネートフィルムは、あまり耐候性は無いので、1年くらいで更新する必要はあるだろう。毎年、生徒さんらと付け替えるのもいい体験になるかもしれないし、樹木の現状把握の機会にもなるだろう。
このページのQRコードを利用してもいいし、別の内容で作ってもいい。生き物の名前を知ると、生き物への親しみが増すので、ぜひ樹名板を付けてみてほしい。
<作成手順のメモ>
・和名と科名、和名の漢字表記を入れる
・図鑑やWebサイトの解説を参考に解説文を作成
・生成AIに150~200字程度の小学校6年生くらいが読みやすい文章に変換してもらう
・間違った文章になっていないか再度チェックし、校正する
・できた解説文をQRコード作成サイトでQRコード化する
・樹木の花や葉など、線画のイラストを生成AIに作ってもらう
・いい感じのイラストになるよう指示する(AIが次第点の絵を生成できない場合は頑張って線画を描く・・・)
・パワーポイントで解説文とイラストをレイアウトする
詳しい解説はタブレットやスマホのQRコードリーダーで読み取ることではじめて表示されるため少し面倒ではあるが、ちょっとしたゲーム感覚で、この手間を楽しむ子らもいるだろう。
<参考>
【連載】学校の樹木トップ20 第1位 サクラ<林 将之no+e
小学校教育課程における教科書に掲載されている樹種名<日本森林学会誌(2018)100: 47-54