小中学校の顕微鏡も最近の機種ではLED照明を内蔵したタイプが主流になってきているようですが、昔ながらの電球や鏡で光を集めるタイプもまだ使われているかと思います。100円ショップなどで入手できるLEDライトで、薄型の物を顕微鏡照明に流用することもできますが、明るさを調光できるタイプの物はなかなか入手が難しく、製品としても需要が少ないのか、高価である場合がほとんどです。そこで、既製品の電子部品などを組み合わせて自作してみたので、ご紹介します。
まとめ買いしないと安くならない部品もありますが、比較的安価に工作できると思います。
▼調達する材料、工具など
1WパワーLEDは、3.3Vで色温度6500K(ケルビン)の物(放熱基板付1W白色パワーLED 型番OSW4XME1C1S-100 )を使用しました。6500Kは曇り空の色(昼光色)に相当します。調光用の部品には、3V2A対応のPWMコントローラを利用しました。
▼組み立て方です
白い樹脂フィルムは、乳白色のレジ袋の切れ端で十分です。白いフィルムでパワーLEDの光を拡散させて、均一で見やすい照明になります。放熱ヒートシンクの代わりにアルミの板や1円玉を利用しても良いかもしれません。