奈良県立教育研究所の周辺で、2025年8月に見かけた虫(蟲)たち(写真を撮れた種類)。
一文字せせり。セセリチョウ科の昆虫。後翅裏にある4つの銀紋が一文字に並んでいるのが特徴。幼虫はイネ科やカヤツリグサ科の葉を食べて育つ。人里ではごく普通に見られるチョウだったが、2024年に環境省らが行った調査で、減少ペースが絶滅危惧種の基準に相当すると判明した。
日本金蛇 。下のニホントカゲとは違って、光沢はなく、尻尾の比率も違う。
ヒナバッタ類
トノサマバッタ
クルマバッタモドキ
黄金蜘蛛。写真は雌の個体で、腹部に黄色と黒の横縞模様が目立つ。
コバネイナゴの研究では、緑色型は茎葉が立っている草地に、褐色型は枯れて倒れた草の場所を好む傾向があるのだとか。体色の違いで、隠れやすい場所を知っているってことですね。
ショウリョウバッタの雌(緑色型)
ショウリョウバッタの雄(緑色+褐色型)
背筋雀。スズメガ科の昆虫で、幼虫は黒色で体側に黄色やオレンジ色の眼のような紋が並ぶ。ヤブガラシ、ノブドウ、サトイモ、サツマイモなど、多様な植物の葉を食べる。この個体は、コマツヨイグサの上にいた。
水黽、飴坊、飴棒など。臭腺から飴のような臭いを出すためこの名がある。研究所周辺の用水路によくいる。
写真は2匹が重なっている。
七星天道。8月など暑い時期、ススキの根元などにもぐり込んで「越夏」する習性があるそうだが、こいつは活動していた。見つけた場所の草刈りがされたことも影響しているかもしれない。
塩辛蜻蛉。年々夏の気温が高くなってきている。昨日は日本での最高気温が更新されたとニュースになってた。昼に散歩していても出会う昆虫は少ない。体温を超えてそうな気温の中でもトンボの仲間は元気に飛び回っている。
背黒脚長蜂。スズメバチ科の昆虫で、本州から南西諸島まで分布する。触覚が黄色い。成虫は花のミツを吸ったりもする。チョウやガの幼虫を狩って幼虫の餌にする。
背筋糸蜻蛉。イトトンボ科の昆虫。クロイトトンボ属の1種かな?くらいの見立てで写真を撮ったが、セスジイトトンボの雌個体だと思う。
暑いので、セミも鳴かないのかと思ったら、雌の個体だった、