晩秋から冬の間だけ、稲刈り後の水田や湿った畑地などの地面に生えるコケがあるそうなので、探してみると教育研究所の周辺でも見つけることができた。
コケ植物やシダ植物は、種子をつくらない植物として中学校で扱われる教材となっている。コケやシダは胞子を作って繁殖するが、胞子は小さくて、顕微鏡を使った観察対象になる。
寒畑苔。ウキゴケ科。晩秋から冬の間、畑や水田などの湿った土上に見られるコケ。よく似た種類が複数あって、混じって生えていることも多い。
胞子の表面模様などを観察して分類できるそうだが、なにせ小さいので、なかなか大変かも。
ネットの情報を調べていて驚いたのは、こんな小さなコケの葉状体の内部を食べて育つハエの仲間がたくさんいるということだった。