大カナダ藻。トチカガミ科の水草で南米原産、日本では東北地方以南に野生化している。幅2~5mmくらいの薄く細長い葉を3~6枚輪生状に付ける。薄い葉を顕微鏡でみると、細胞が整然と並んで見える。細胞内の葉緑体が流動する様子も見やすく、よい観察材料となる。
<準備するもの>
□ オオカナダモの葉 □ ピンセット □ スライドグラス □ カバーグラス □ スポイト □ 光学顕微鏡
薄い葉が茎に3~6枚輪生します。
葉っぱを1枚とって、スライドグラスに置き、水を1滴、カバーグラスをそっと被せて、プレパラートの出来上がり。
顕微鏡40倍くらいで見ると、葉っぱの縁にトゲがあるのがわかります。
100倍くらいで見ると、細長い細胞が、行儀良く並んでいます。
400倍くらいで見ると、細胞内の緑色のつぶつぶ(葉緑体)が見えてきます。