Google先生に「奈良県で一番標高の低い地点は?」と聞くと、情報がないのかちゃんと答えてくれません・・・。Google先生が分からないとは。じゃあ調べてみようか・・・。
どうやって調べようかと思案しますと、やはり水系毎に県境の低い地点を調べるのが妥当かなと思いつきました(水は低いところに集まる、「水の低きに就くが如し(孟子)」ですからね)。
地図をクリックすると標高が表示されるサイト(topographic-map.com)を見つけたので、これを利用して調べてみることにしました。
奈良の4水系河川データ(いまだにFlash使っているのか・・・)によると、奈良県には淀川水系、大和川水系、紀ノ川水系、新宮川水系の4つの水系があって、それぞれの水系で一番下流にあたる地点の標高を調べてみました。上記サイトで見当を付けてから、国土地理院地図で詳細な標高を調べました。
topographic-map.comより
淀川水系(奈良市歌姫町m水干池付近)→48.7m
大和川水系(王寺町藤井3丁目、亀の瀬付近)→24.1m
紀ノ川水系(五條市相谷町)→80.3m
新宮川水系(十津川村七色付近)→72.6m
ということで、奈良県で一番標高の低い場所は、王寺町藤井3丁目の大和川付近で、標高は24.1mくらいと思われます。この付近は「亀の瀬」と呼ばれ、昔から地滑り対策が続けられている場所です。日本遺産にも選定されています。
しかし、最低標高地点って、名所になりそうにも思いますが、需要ないのでしょうかね? あっ、川底や湖底になることが多いからかな?
範囲を広げて「日本で一番低い地点」や「世界で一番低い地点」など調べてみても面白いでしょう。