秋本番、落葉樹の葉が色付く季節になりました。食卓に秋の味覚が並び、鍋料理も美味しい季節がやってきます。そんな秋の色で、生き物にちなむ「色名」を少し取り上げてみます。
紅葉して色づく楓 カエデのような赤色。英語で紅葉は“autumn leaves” または“fall leaves”になり、紅葉色に相当する語は無いそうです。
熟した柿の実のような色。英語では、パーシモンカラー(persimmon color )
アカネの根で染めた暗い赤色。英語では、マダーレッド(madder red)。
アカネの根はオレンジ色をしています(だから赤根)。これを使った草木染めができ、きれいな赤色に布が染まります。染める手順を説明した動画もありました。
蜜柑の果実の表皮のような黄赤色。英語では、タンジェリンカラー (tangerine color)。
鮭の身のような淡い赤色。英名サーモンピンク(salmon pink)。
伊勢海老の殻ような深い赤紫色。もともとはヤマブドウの古名「エビカズラ(葡萄蔓)」に由来する。英語では、wine colorが近い表現。
牡蠣の身のような色。英名オイスターホワイト(oyster white)。
各イラストは、生成AIのGeminiに作成してもらいました。
秋から冬へ。目や口で楽しむ自然の幸には、生き物から付けられた色名がたくさんありますね。他にもたくさんの自然物から採られた色名がありますよ。
<参考>