外来語の転写規則

 このページでは、レーゲン語以外の言語の単語をレーゲンシージェに転写する際の規則を書く。

レイトシージェ圏(シュロタクスム圏)

 レートシージェ(Leitxiije)はレーゲン語を記述するのに使われている文字であり、起源はタゴマス語の筆記に用いるシュロタクスム(Xulotaksum)に遡る。シュロタクスムを起源とする文字は中央~西ロイテンツで幅広く使われている。ヨーロッパ圏でのラテン文字のような存在である。

 この範疇に属する単語の場合、基本的には外来語での綴りをそのままで借用する。ダイアクリティカルマーク発音は借用元の外来語の発音に近づける場合が多いが、古くに借用した語についてはレーゲン語の発音規則に従うこともある。

 以下、この範疇に属する外来語の例を挙げる。発音記号も記載している。表記しているのは、借用元の言語での発音(左)とレーゲン語での発音(右)である。

例:Baledeet(バレデー, バレデー語での国名) /bǽləde:/, /bálɛde:/

例2:Pfontarnasum(フォンタルナスム, タゴマス語での都市名) /p͡fontarnásum/, /fontaɹonásum/

例3:Kanzaettare Genvediss(カンザエッターレ=ゲンヴェディス, タゴマス語での人名) /kanzaettá:re géɱvedɪs/, /kanzaɪtáɹə géɱvɛdɪs/ (慣用読み)

例4:Taiiyas(テーヤス, テーヤス語の国名) /tɛ:ʝas/, /taɪjas/(慣用読み)

ラシェンテル文字圏

 ラシェンテル文字(Rlaxenttellaem Glukk)またはゼイノット文字(Zainottoem Glukk)は、ラシェント語・ブエシェニン語・ケイツ語などの言語を記述するのに使われている文字である。ラシェント語の筆記に用いられるラシェンテル文字は、全29字。

 この文字圏に属する単語は、ラシェンテル文字での綴りをレイトシージェに転写する。発音の規則は以下の通り。

・rlは/r/で発音する。

・aiは/eɪ/で発音する。

・母音の直後のrは、長音化の合図である。この場合、rは発音しない。

 以下、この範疇に属する外来語の例を挙げる。

例1:Rlaxentt(ラシェント, ラシェント語での国名) /ra:ʃən(ʔ)t/, /raʃənt/

紋令文字圏

 紋令文字(紋字)は、紋令や上裁民國、北灘などで使われている表意文字(表語文字)である。現在、15000字以上が確認されている。

 この文字圏に属する単語は、紋令文字の発音をレイトシージェに転写する。

例1:慧京(けいきょう, 紋令大帝國首都) /zintau/ /zɪntau/ 

例2:韻合歌(ラップ, ヒップホップ) /tauzɨnʀø:/ /tauz'ɪnɹɔ:/

ザアルモ文字圏

 ザアルモ(Zaharumo)文字は、ウケー語圏などで用いられている表音文字である。

 この文字圏に属する単語は、そのまま転写する。ウケー語は5母音しかないので転写しやすい。

例1:Werutaanajedobupaazan (ウェルターナジェドブパーザン, ウケーアゼルヴァ首都) /weruta:nad͡ʒedobupa:zan/ /weɹuta:nad͡ʒedobupa:zan/