祖語からの音韻の変化

 アテノー=アイヴェルス共祖語(AA)→ジュートニン祖語(CJ)→古レーゲン語(AL)→前期中レーゲン語(LotFL)→後期中レーゲン語(NatFL)→近代レーゲン語(AlL)→現代レーゲン語(SL) の順に表記する。

 概ね、AA は紀元前4500年~紀元前300年ごろまで、CJ は紀元前200年から、ファーデナム王がダトス王国を建国した紀元後210年ごろまでに話されていたとされる祖語である。また、AL は210年から概ね800年(ダトス王国崩壊)までのレーゲン語を、中レーゲン語は774年~1330年(ルザーユ宗教戦争勃発)までのレーゲン語を、AlL は1350年~1477年(レイトガイジェン王国崩壊)までのレーゲン語を指す。LotFL は、概ね1050年ごろまでの FL を、NatFL はそれ以後の FL を指す。

 / / 内は IPA に則った発音記号である。

 複数の音を記載している場合、左にあるものほど頻繁に表れる。( )が付いているものは、稀にしか現れない。

単子音

 レーゲン語の単子音は、あまり変化していない。以下の表は、基本的に母音の影響を受けない変化である。母音の影響を受けて子音の音が変わる場合、備考欄に書いてある。

音韻変化の表

単子音でない子音(書きかけ)

音韻変化の表(単子音でない子音)

短母音・長母音

 AAでの母音は、a, i, u, e, ê, œ, oの7つであったといわれる。CJ段階では、6母音説(œがない)と7母音説があるが、現状6母音説が有利である。ALは、6母音説が有力。

音韻変化の表(短母音・長母音)

二重母音・半二重母音

 AAでの二重母音は、ai, ae, ao, ui, êo の5つである。このほか、「半二重母音」と呼ばれる、(母音)+(半母音)+(母音)という音素の組み合わせがあった。

 下の表では、二重母音と半二重母音の間をひとマス開けてある。

音韻変化の表(二重母音・半二重母音)