レイトガイジェン性産業作品株式会社

 レイトガイジェン性産業作品株式会社(麗:Leitgaijen Zuksnisvenandrosszavid Gis,. gax qo.)は、特殊性産業法に基づき設置されたレイトガイジェンの特殊会社である。略称はLEZUK(レーズック)。

概要

 レイトガイジェン性産業作品株式会社は1632年にヴェクラムダー総統の意向によって設立された。業務内容は、成人向けの性的映像・マンガ・アニメ、官能小説などの製造、および性教育のためのコンテンツの製造である。レイトガイジェン性産業作品株式会社は、レイトガイジェンで唯一、検閲庁の検閲を通さずに性的コンテンツを販売できる特権を認められている(そのほかの企業や個人などが性的コンテンツを販売するときは、検閲を合格しなければならない)。特殊性産業法によって、株式の3割以上を国家が保有することが義務付けられている。

 レイトガイジェン性産業作品株式会社が販売するコンテンツは、一般的なものから特殊なものまで幅広いが、犯罪を誘発する可能性の高い作品(チカンものや児童ポルノなど)は多くない。作品のクオリティはかなり高いといわれる。

 この企業は映像・マンガ作品のほか、グッズも販売している。商品は店頭やインターネットから購入することができる。また、OJAEUXという動画・画像アップロードサイトも経営しており、年間2億人以上の利用者がいる。

 LEZUKは国家により性的・暴力的なテレビCM・新聞広告を作ることを禁止されている。そのため、イメージCMを作っている。ちょうど日本たばこ産業株式会社の「想うた」シリーズのようなものである。想うたシリーズと同じく、こちらのCMも「感動できる」と評判のものが多く、好評を得ている。

OJAEUX

 OJAEUXは、"Okt(~の下) Jeebrals Aldeqeitkenx-il(国家管理)+Egefmonq-or(卑猥な物品を)+Ulus(見る)+Xer(網)"の略である。直訳すると、「国家管理下卑猥物品閲覧網」となる。OJAEUXはLEZUKが1633年に政府に「性犯罪抑制を目的とした性的作品閲覧網」を提言したことによりできた。1636年4月に運営開始。それとともに、今まで黙認されていた違法性的サイトが次々に見られなくなるか消される事態が起きた。

 OJAEUXには、汚染文化粛清法に反しない限りで利用者又はサークル、企業などが作品を閲覧・投稿できる。1646年の時点で、20言語に対応しており、性的サイトとしては世界第4位の地位にある。特殊会社経営のため、画面の何割かを覆うような悪質な広告も、ウイルスもなく、検索機能が充実しているという点で好評である。

 サイトは常に数百人規模の監視者により法に反していないかが確認されており、違反とされるものがあれば即座に削除される。玄歴で1年(=西暦の1.38年)以内に3回削除処分を受けたアカウントは永久追放処分となる。

憲法第16条とLEZUKとの兼ね合い

 レイトガイジェン憲法第16条は、検閲について以下のように定めている(抜粋)。

1. 検閲は、人間社会及び個人、人類の道徳又は倫理の権威性を著しく損害することが確実である出版物又は作品、及び学校教育にて用いられる書物に対してのみ、法務大臣の許可を得た上で、これを認める。」

 LEZUKが検閲を逃れられるのは、検閲が、法務大臣の許可なしには行えないことによる。検閲回避の特権は、毎年LEZUKの幹部が法務省の役人と議論して得ているものなので、ときにはLEZUKも検閲を受ける場合がある(1642年5月など)。

補足:成人向け作品の警告表示

 レイトガイジェン販売される成人向け性的作品には、必ず警告表示がある。以下にいくつかの例を示す。

この作品は架空のものです。現実の人間に対して、当作品で行っているような行為を、無断で行ってはいけません。

・わいせつ行為を行うと、最低でも懲役3年*が科されます。強姦を行えば、最低でも終身使役労働刑となり、場合によっては死刑を科されます。

・この作品は架空のものです。決して現実と混同して性犯罪を犯してはいけません。愚かな一時の衝動は、あなたの人生を完膚なきまでに壊し尽くします。

・もしも当社の作品をはじめとする性的コンテンツを閲覧するなどして、抑えがたい性衝動が起こっているならば、行政が運営する相談所にご相談ください。

*地球時間で、およそ4年と90日。

 汚染文化粛清法により、紙媒体やDVD媒体である場合、警告は、表面の30%、裏面の35%以上の面積をとって表示することが定められている。犯罪を誘発するする可能性の高い作品については、表面は45%以上、裏面は50%以上の面積をとって警告する。帯を付ける場合は、帯と帯のめくったところに同じ警告文を記す必要があり、帯の端に文字があってはならない。また、5ページに一度は短い警告文をページの上または下に表示しなければならない。

 電子書籍ならば、はじめの1ページが警告文章に充てられるほか、5ページに一度は短い警告文をページの上または下に表示しなければならない。DVDでは、最初、10秒以上にわたって上記の警告文が映し出される(飛ばせない)。ネット動画では、広告として15秒間警告文が流される(スキップ不可)。

 レイトガイジェン政府は電網防楯というネットワーク制限システムを用いて、外国からの不適切な性情報などを制限している。

 以下、映像作品のパッケージのイメージを画像で示す。わかりやすいように、警告文は日本語に翻訳した(間隙は翻訳の都合による)。