歓喜の歌

難易度:低

本文

Qaen, roiliiest neeqer taskenxet, diveis ko Elyuziumam.

Baurr impasern Zouton aoqonek wen vai kai cat faisam. 

Zouton neezaleix demerrtis monqor lesil mainam vunlokenx apaltant vaiqlenul.

At emparn tisoloil eibeelet, sal Zouton tindar flax seitisis.


Le emparn les terrvaasaitant xoik terrvaasaitvaixzink les wis lesek tisoloor cek ko ous cek,

le emparn les arkant vleis manat, kein ten an qaen!

Yaa, on let emparn les kolvis ous pfyud les zens vai leik pfim zara pfyud sal Hisenaktet!

On zaar les zenant dii jond ix, kindar weianul sai diyucekkenx!

訳文

歓喜よ、それは神の麗しき後光。エリジウムの娘よ。

我らは火のように酔いしれて汝の聖なる(ところ)へ入る。

汝の魔力は時の流れが強く切り離したものを再び結び付ける。

汝の柔らかき翼が留まるところで、全ての人々は兄弟となる。


一人の友の友になるという快挙を成し遂げた者、

心優しい妻を得た者は歓喜の輪に加われ!

そう、自らの魂と言えるものを地球上に一つでも持っている者もだ!

そしてそれがまったくできなかった者は、泣いてこの輪を立ち去れ!

解説

 ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン作曲の名曲、「歓喜の歌」(An Die Freude)の麗訳である。原文はドイツ語の英訳文に依った。歌えるようにはしていない。

3行目:demerrt……de(再び)+merrt(~を繋ぐ)で、「再び結び付ける」となる。lesekを英語における関係代名詞の目的格と勘違いして、ze monqid lesek mainer vunlokenx apaltant vaiqlenul としてはならない。こうすると、「時の流れが強く切り離した、その翼」という何を言っているのかよくわからない文となる。

4行目:関係接続詞kaznが使われている。また、訳で「柔らかき」となっているtindarは、直訳すると「紳士的な」という意味である。これは、英語の訳詞でgentleと訳されていたためであり、誤訳ではない。