さまざまな文

 今までは肯定文しか扱ってきませんでしたが、今回はそれ以外の否定文、疑問文、命令文の作り方を学びます。

否定文

 否定文は動詞の後ろに正副詞 nan を置いて表します。nan は他のあらゆる副詞より前に置かれます。

例:Tuu xapen nan berdoo. (私はベルドーを食べない。)

疑問文

 疑問文は文の一番初めに junt という単語を置いて表します。英語と違って、動詞の活用はそのままです。

例:Junt Doo rrouqen moik? (お茶は好きですか。)※rrouq: (~を)好む moi: 茶

 否定疑問文は動詞の後に正副詞 nan を置いて表します。

例:Junt Doo rrouqen nan moik? (お茶は好きではないですか。)

命令文

 命令文は文を動詞から始めることで表します。動詞は人称によって活用します。∅ は、何もつけないことを表します。

例:Soldye paxek . ((君よ、)本を読め。)※sold: (~を)読む pax: 本

例2:Soldur paxek. ((君たちよ、)本を読め。)

 禁止文(否定命令文)は命令文の動詞の後ろに正副詞 nan を置いて表します。

例:Xapenye nan Zaut. (それを食べるな。)

 次回は繋辞です。