単位解説
太球は地球とは全く接点がない惑星である以上、当然長さなどの単位も異なる。このぺージでは、おもにレイトガイジェンで使われている単位について解説する。有効数字はせいぜい5桁程度だが、一応それ以降も記している。
長さの単位
・クダム(kudam)
定義:真空中の光が208893809.1分の1秒間に進む距離
メートル換算:1.4351428571m 概数1.44m
解説:玄歴1981年に制定された長さの単位で、それ以前ではレイトガイジェン周辺でのみ使われていた。現在は世界の標準的な長さの単位である。昔の定義は「カンゲルヤークの大仙岩からナッドウリックの大仙岩の距離の5万分の1」だったが、1544年に、より普遍的な定義に改訂された。記号は K。クダムの語源は、地名。
・ノクダム(nokudam)
定義:クダムの100分の1の長さ
メートル換算:0.014351428571m 概数1.44cm
解説:記号はnK。
・ソンクダム(sonkudam)
定義:クダムの1000分の1の長さ
メートル換算:0.00143514287m 概数1.44mm
解説:記号は sK。
・ゼドクダム(zedkudam)
定義:クダムの1000倍の長さ
解説:略称zK
メートル換算:1435.1428571m 概数1435m
・ジェヴァクダム(jevakudam)
定義:クダムの10万倍の長さ
キロメートル換算:1435.1428571km 概数1435km
解説:大陸間の距離や、天文学的距離を示す際によく使われる。記号は jK。
・ツァンクダム(qankudam)
定義:クダムの10万分の1の長さ
マイクロメートル換算:1.477935243797624μm
解説:生物学において多用される。記号はqaK。
・タムクダム(tamukudam)
定義:クダムの10億分の1の長さ
ナノメートル換算:14.351428571nm=約1.435Å
解説:化学と生物学、物理学で用いられる。記号はtK。
・太球天文単位(DaT)
定義:1.224×10⁸クダム
解説:天文学で用いられる、焔陽と太球の間の距離を基とした長さの単位。おもに焔陽星系内での惑星に対して使う。
・光年
定義:光が真空中を1年に進む距離
クダム換算:6,592,187,072,507,414クダム
解説:焔陽星系の外にある天体同士の距離を表すのに用いられる。長さそのものは地球の光年と完全に一致する。
・ヒッケル(Hikkeru)
定義:光が真空中を69,041.4257857分の1秒間で進む距離
クダム換算:4342.2112827クダム=3025.63m
解説:セケシヤムス社会主義国とマーリカで主に用いられる長さの単位。国際的にはクダムの補助単位扱いである。記号はH。
体積の単位
・K³(立方クダム)
定義:一辺の長さが1Kである立方体の体積
m³換算:2.955870487595248m³=約2.96m³
解説:国際的に普遍的な体積の単位。
・zK³(立方ゼドクダム)
定義:一辺の長さが1zKである立方体の体積
km³換算:2.955870487595248km³=約2.96km³
・J(ジールト)
定義:一辺の長さが³√500×Kである立方体の体積(K³の500倍の体積)
m³換算:1477.935243797624m³=約1.478L
解説:太球のリットルにあたる単位。牛乳などのパックは大抵このJ単位で売られている。ジールトは Jiilt と書く。
・sJ(ソンジールト)
定義:Jの1000分の1の体積
L換算:1.477935243797624ml=約1.478mL
・zJ(ゼドジールト)
定義:Jの1000倍の体積
L換算:1477.935243797624L=約1.478kL
面積
・K²(平方クダム)
定義:一辺の長さが1Kの正方形の面積
m²換算:2.059635020285151m²=約2.06m²
解説:国際的に標準的な面積の単位。
・zK²(平方ゼドクダム)
定義:一辺の長さが1zKの正方形の面積
km²換算:2.059635020285151km²=約2.06km²
解説:建物より広い土地の面積を表す際に用いる事が多い。
・nK²(平方ノクダム)
定義:一辺の長さが1nKの正方形の面積
cm²換算:2.059635020285151cm²=約2.06cm²
・Vo(ヴォンサッド)
定義:一辺の長さが40クダムである正方形の面積
平方クダム換算:1600平方クダム=3,494.868135774627m²=約34.9a
解説:土地の広さを表す際に使う。国際単位である。ヴォンサッドは vonsad と書く。
・qVo(ツェムヴォンサッド)
定義:Voの1000倍の面積
ヘクタール換算:349.4868135774627ha=約350ha
重量
・m(メット)
定義:4golの珪素結晶の質量(28.0854987057*4)
g換算:112.3419948g
解説:重量の基本単位。
・zm(ゼドメット)
定義:mの1000倍の質量
kg換算:112.341995kg
・nm(ノメット)
定義:mの100分の1の質量
g換算:1.123420g
・qa(ツァンメット)
定義:mの10万分の1の質量
mg換算:1.123420mg
・dit(ディット)
定義:1.0×10⁴メット
kg換算:1123.3420kg
温度
・ジャンバング温度(Jambang Jixeinsapalten)
定義:気圧が1.11601×10⁵Paである際の水の沸点を100、融点を0とする。
℃換算:100°J=102.714℃、0°J=0℃ 1°J上昇するごとに1.0271℃上昇する 註:厳密には0°J≠0℃だが、ほぼ影響しない。
解説:国際的に日常生活で使われる温度の単位。単位は°Jで表される。1.11601×10⁵Paは太球の標準大気圧である。物理学者ジャンバング=イェーディーが提案した。
・ジウアコア温度(Dziuakoa Jixeinsapalten)
定義:気圧が1.11601×10⁵Paである際の水の融点を50度、沸点を250度とする。
℃換算:250°D=102.714℃、2.4339°D=1℃
解説:セケシヤムス社会主義国などで使われる温度の単位。ジャンバング温度圏からは「不要」とけなされることもしばしば。
・科学温度(Zisoimvont Jixeinsapalten)
定義:水の3重点の熱力学温度の273.16分の1
K換算:0Z=0K、1Z上昇するごとに1.02714℃上昇する
解説:定義は2019年5月以前のケルビン温度のそれに等しい。単位は°Z。
時間
・秒(wepaal)
定義:セシウム原子時計の基底状態の二つの超微細準位の間の遷移に対応する放射の周期の9,112,402,682倍の継続時間
地球の秒換算:1w=0.9825331661065秒≒0.98秒
解説:太球の時間の単位の中で最も短い基本単位。記号はw。
・分(datvaik)
定義:秒の60倍の長さの時間
地球の秒換算:1d=58.95198996639秒=0.9825331661065分≒0.98分
・時間(qank)
定義:秒の3600倍の長さの時間
地球の秒換算:1qank=3,537.11939798338秒=58.9519899663897分≒58.95分
・日(vas)
定義:秒の86,400倍の長さの時間
地球の分換算:1vas=1,414.84775919335分=23.5807959865559時間≒23.58時間
解説:太球は地球よりも少し自転速度が速い。なお、地球の自転時間はおおよそ86164秒である。
・年(weel)
定義:秒の44351634.24倍の長さの時間(86400*513.3291)
地球の日換算:1weel=12,104.7088046432時間=505.74429804461日=1.384681年≒505.7日≒1.38年
解説:秒と頭文字が被っているため、wlと書いて区別することが多い。
圧力
・パノイシュ(Panoix)
定義:1K²に1Cの力がかかったときの圧力 註:Cはチェルゼフ(Cerrzef)の略で、(w)²分のm×Kを表す。1C=0.1670101425ニュートン。
Pa換算:1p=0.100181135Pa≒0.100Pa
解説:圧力の基本単位。玄歴1319年制定。panoixはパノイシュの発案者であるディスケシュ=ニーツェー(Disskex Niiqee)による造語である。
熱量
・ウォール(Wouru)
定義:1チェルゼフの力が剛体を1クダム動かす時の熱量(仕事)。
解説:熱量の基本単位。物理学者ガイダパルテ=ウォール(Daigapalte Wooru)の名前のもじりが語源である。ウォールが個人名をそのまま単位名にされるのを嫌ったために Wooru ではなく Wouru となった。
そのほか
・ゴル(gol)
定義:6.02214076×10²³の要素粒子、または要素粒子の集合体(組成が明確にされたものに限る)で構成された系の物質量
解説:molと同じ。原子を1gol個集めると、重さがその原子の原子量と同じになる。