数字についていろいろ

・数字の読み方

 0~10はそのまま読めばよい。

 11からは順番に書き、読む。位ごとに an をはさむ。日本語に似ている。例:12(taonanqwoon)はトーナンツォーンのように読む。100までは全て繋げて書く。

 100000以降はそれぞれの単位が1000倍ごとに設けられている。10000000は100000(jevataon)×100なので、zedataonjevataon である。読み方はそのまま。

 あまりにも複雑な数字は jevataon などの単位をつけずに数字だけを順番に読んでいくことがある。例えば、1234567890をtaonqwoon jontaon taf zedataon coiw zedataon jiirtaonsuk jevataon savarr fiqataon aakt zedataon niinyetaon と発音するのはかなり面倒だし、聞き間違えやすい。このような場合にはOT ous qwoon taf coiw jiir suk savarr aakt niinye zel と読む場合がある。OT は oilest tibelet の略。

 暦の数字は英語と異なりそのまま読む。2019は qwoonfiqataontaonanniinye である。また、日も序数を使わずに数字で読む。年月日の書き方は年/月/日で、日本と同一。


・算用数字で格はどう表す?

 レーゲン語では、算用数字に格変化語尾はつけない。ただし、発音はするので注意が必要である。例えば、「10を」はレーゲン語では 10 と書くが、発音は taon ではなく taonas である。


・どこから数字で書くか

 先述の1234567890をいちいち全部文字で書くのは面倒くさいし、意味が分かりにくい。日本語でも十二億三千四百五十六万七千八百九十とは書かずに算用数字で記述する。

 しかし、英語で only one を only 1とは書かないし、日本語でも人一倍を人1倍とは書かない。では、どのようなときに算用数字を用いるのか。

 算用数字の基準は人によってある程度のばらつきがあるが、主なものを挙げると、

*50以下は文字で書くことが多い

*数値を表記するときはどんなに小さくても算用数字を使う

*小数は算用数字を使う

*諺、慣用句では原則文字を使う

といった感じである。


・分数、序数、小数などの表記方法、計算など

 N分のMは、N ko detax M-am (直訳で「M個に分けられた内のN」)と読み書きする。分子が1でも同じ。

 小数は、小数点を.(ピリオド)で区切った後、小数点が2桁までなら普通の数字通りに、3桁以上である場合は数字を一つ一つそのまま読んでいく。例えば、0.41は小数点以下が2桁なので、zel zep coiwtaonous と読む。一方で、0.31818は小数点以下が5桁なので、zel zep taf ous aakt ous aakt と読む。

 序数は数詞の最後に接尾辞 -en をつけて作る。算用数字を使う場合は数字の後に -en を小文字で書く。例:第三の… tafen または 3en


 和算は記号+を用いて表す。+は alut である。例:3 + 2 = 5

数字が文字で書かれている場合は + も文字で書く。これは引き算、積算、割り算でも同様。

例:Zaar alutis coiwen ten tafil on tiis kveet savarr. 四足す三は七。

 引き算は記号-を用いて表す。- は gia である。

 積算は記号 ×(isk)を用いて表す。isk には「(~を)掛ける」という他動詞の意味もあるが、ここでは名詞である。

 割り算は記号 ÷(zinisk)を用いて表す。


・乗数について

 aのn乗は vetiskvaix (a) gir (n) で表される。vetisk は「(~を)累乗する」という意味の他動詞である。