前表詞

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 前表詞(ぜんひょうし)はレーゲン語の品詞の一つで、ほかの品詞の前に置かれ、様々な意味を表します。英語の前置詞に近いですが、前表詞は動詞の前にも置くことができるなど、より自由に使えます。

 ひとつ特徴として挙げられるのは、前表詞を文の最初に置くと、文全体を修飾するという点です。

 前表詞の後に名詞だけを置く場合、名詞は前表詞の種類に応じて格変化をします。たいていは与格になります。

 前表詞は非常に多いですが、その中でもよく使うものを表にしました。

前表詞の後に文章を置くこともできます。その場合は前表詞の後の文章全体を修飾します。修飾範囲はコンマで区切ることができます。

例:Tuu keinet ten  kloistjiixil, pau tuu dampet. 私は自分が産まれた病院に行った。※kloistjiix: 病院 damp: 産まれる(自動詞)

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