レーゲン語の音韻
レーゲン語には弁別されるものでは5つの母音、23個の子音が存在する。このページではそれらを掲載する。この音韻表はカンゲルヤーク方言(標準語)のものを示した。
レーゲン語の音素となる母音は5つ(a, i, u, e, o)しかないので、ある程度の発音の種類が許容される。例えば、/a/ を /æ/、/u/ を /ɯ/ と発音しても、レイトガイジェン人は「癖のある発音をするね」と思うだけで、意思の疎通に影響は出ないだろう。
シュワーは語末の e に頻出する。例えば、zingen(沈む)は、模範的に発音するなら /'zɪngɛn/ と発音するべきだが、実際は /'zɪngən/ と発音されることが多い。この曖昧母音化は無意識レベルで行われる。日本語話者が「防衛」を、ふつう「ぼうえい」ではなく「ぼーえー」と発音することに似ている。
子音
子音
レーゲン語の子音の標準的な発音は、以下の通りである。無声音は左、有声音は右においた。
/ʝ/ など、異音として現れる音も、代表的なものは表に載せている。/dz/ は /d͡ʒ/ の異音である。
k, g, t, d, m, n, h, r, l, rr, p, b, f, v は、y が後について拗音化することがある。k, g は、w が後について拗音化することがある。
母音を直後に置く子音は基本的に有気音になる。ただし語末を除く場合がある。