Kitesurfing

Kitesurfing ( Kiteboard )

私のお気に入りで撮影しても絵になるのはカイトボードです。河芸はカイトサーフィンで高い技量をもつ仁さんのホームゲレンデなので波・風の立つ日々には、運が良ければ彼の素晴らしいパフォーマンスを見ることができます。

仁さんはサーフィン用のショートボードに素足で乗ってパフォーマンスしますが、通常のカイトボードにはジャンプしたときにボードが離れないよう足を入れるストラップがつけてあります。

カイトによるジャンプは滞空時間が長いのが特徴で、パフォーマンスとしても花がありますからカイトをやる人の多くがジャンプを楽しみます。

揚力の大きいカイトとフォイルボードの組み合わせは、造波抵抗が最も少なくなりウインドサーフィンやウイングではセイリング困難な微風でも走行可能です。このため微風ではフォイルボードで出て風が上がればカイトボードに切り替えて走ることが行われています。

欧米から輸入されるマリンスポーツは、ウインドサーフィンもそうですがカイトボードも競技人口は少なくメジャーなスポーツに育たないため、機材の大半を輸入に頼りその価格が異常に高いものについてしまいます。

この結果益々やる人が減少して競技人口は老齢化するばかりという悪循環に陥っています。近年ではウイングフォイルに日が当たっていますが、こちらもブームが去ると同様の結末を迎えそうな気がします。

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事物の流行り廃りは世の常で自然な成り行きと言えばそれまでですが、マリンスポーツの多くが、ヨーロッパのように市民・家族の文化として育つ環境にないと言うのは、この国の文化の底の浅さを感じさせ寂しいことだと思えます。