実習4:

Auto Focus処理

AutoFocus処理【概要】

画像処理でAutoFocusを行う「コントラストAF」の簡単なサンプルを実装します。ピントをずらしながら連続的に画像を処理していき、それぞれの画像に対しコントラスト状態を基に「AF評価値」を算出します。そのAF評価値がピークとなる位置が合焦点になります。

使用するTwinCAT Vision関数

Laplacianフィルタ(2次微分フィルタ)で輝度勾配の大きいエッジを強調し、その後画像の輝度のバラツキを算出します。

プログラム【事前準備】

事前準備として、完成済みのサンプルプログラムをインポートします。

サンプルプログラムは以下よりDLできます。

https://v2.nex-pro.com/library/NTYyMDA=

AutoFocus処理:サンプルプログラム

Function : Vision_CalcAF(変数宣言)

Function : Vision_CalcAF(プログラム実装)

AutoFocus処理:サンプルプログラムの実行

次に、ソフトウェアトリガーをプログラムから連続的に発行し、カメラから画像を連続で取得できるように設定します。


プログラムを実行し”ADS Image Watch” ウィンドウで画像処理結果を確認します。具体的には下図のような方法で確認します。


カメラのフォーカスをずらしながら、「輝度プロファイル」「AF評価値」「実際の画像の鮮鋭具合」の変化を確認します。