後藤弘光,相馬亘,藤田裕二(日大)
近年、企業レベルの日本の生産ネットワークの形状が、インターネットで知られる蝶ネクタイ構造とは異なり、クルミ状の構造を持つことが明らかになった。本研究では2011年から2016年の日本企業約100万社の企業間取引データを用いて、このクルミ構造の時間変化、企業サイズ(売上)との関係性を調査した。またネットワーク上の確率モデルであるBouchaud-Mezardモデルを用いて、売上分布の再現性を評価した。