五十嵐直輝,岡田幸彦(筑波大),佐山弘樹(ニューヨーク州立大),佐野幸恵(筑波大)
過去の自然災害や戦争など,一定の集団により形成される記憶は”集合的記憶"と呼ばれる.本講演では,集合的記憶として一般的に用いられる地震、有名人の訃報、航空機事故、大量虐殺事件、テロ事件について、各イベントの日毎Wikipedia閲覧数データが従う新たな減衰モデル(指数的減衰とべき乗則的減衰を組み合わせた2フェーズモデル)を紹介する.そのモデル概要から,集合的記憶を数理的な立場で理解する.