藤田悠朔(大阪公立大),鈴木岳人(高千穂大),水口毅(大阪公立大)
しりとりは、前の単語にその末尾文字から始まる単語を繋げていくゲームである。使用できる単語の集合(辞書)を定めると、辞書は文字を頂点、単語を辺とする多重有向ネットワークを構成する。そしてランダムに単語を選ぶしりとりは、そのネットワーク上の自己回避ランダムウォークに対応する。我々は単一辞書、および各文字の次数を保存したシャッフル辞書群における、ランダムなしりとりの鎖長(単語列の長さ)についての解析を行った。