田中美栄子(明治大)
東証アローヘッド株価の5秒足サンプルデータを入手したので何らかの新しい性質が見られるのか調べてみたところ、株価収益率の従う確率分布が指数1.4のLevy安定分布に近いことが判明した。しかし、これには強い反対意見で真っ向から否定する人が多く、また一方では安定分布の可能性を支持する人も存在する。しかし賛否両論の論客が当該データの解析をまるで行っていないのは健全な科学的態度ではないと思われる。そこで現状打破のため、文献調査を行った結果を報告する。