佐藤彰洋(京大)
東日本大震災における東北太平洋岸地域の経済社会活動をホテルの利用可能性により調査した結果を報告する。本研究では、地域ごとでのホテル利用可能性を人間活動の代理変数とみなし、東日本大震災前後におけるホテル利用可能性を自然災害に対する影響の一次的、二次的影響としてとらえ計量する方法を提案する。地域的なホテル利用可能性の時間変化は各地域における経済社会的インパクトを計量する指標として利用することが可能である[1]。
[1] Aki-Hiro Sato, Prog. Theor. Phys. Supplement No.194 (2012) pp. 165-172