上江洲清哉(琉球大),成塚拓真(立正大), 山崎義弘(早稲田大),山本健(琉球大)
本研究では、サッカーにおいて選手とチームそれぞれがボールを継続して保持した時間の分布に注目する。実際のJリーグの試合のデータを分析し、選手のボール保持時間の分布がガンマ分布で、チーム内のパス回数の分布は2つの指数分布の混合分布で表せることが分かった。この結果に基づいてチームのボール保持時間の分布を表す理論式を提案する。理論的な分布を実際の分布と比較し、理論の妥当性を検討し、モデルの修正についても述べる。