小田垣孝(九大,科教総研)
4種のコンパートメントS,I,Q,R を考えたCOVID-19のSIQRモデルを厳密に解き、その感染曲線と隔離者数がずれること、感染曲線に対する隔離率の効果が感染係数の効果より大きいことを示す。また、期待効用理論を用いて、感染曲線のピークを低くするあるいは感染を速く収束させるなどの目的に応じた最適な政策の決め方を議論する。