國仲寛人(三重大),小坂伊久磨(三重大),水谷弘司(三重大)
プロ野球の統一球変更問題では、試合球の反発係数を故意にメーカーに操作させたことを日本野球機構が隠蔽し、一大スキャンダルとなった。反発係数の平均値が0.01程度増減するだけでも、ホームラン数は著しく変化することがわかっている。我々は、実際の試合における投球の統計的性質を反映した打球シミュレータを作成し、ボールの反発係数と、打球がホームランになる確率の関係を探った。本講演ではそこで得られた結果をいくつか紹介する。