板東貴志,柳川博一(アンリツ),山本健(琉球大),山崎義弘(早稲田大)
企業における活動の基本は、Routine Workであり、実現値の発生頻度は対数正規分布に従う。しかし、複数種のRoutine Workがランダムに発生するような活動もあり、Managementの観点から、このような活動のしくみとその性質を解明することが望まれる。具体的な事例に対して、統計モデルを構築し、統計的性質の解明を試みたので報告する。提案する統計モデルは、対象集合のもつ能力を「実現値の水準」と「要因対応力」へ分解でき、さらに、Routine Work間の水準格差を明らかにするので、適切な改善計画の立案へ貢献できる。