一ノ瀬元喜，土屋智央，渡邊駿介（静岡大）

サッカーはプレイヤーをノード，パスをリンクとみなすことで，パスネットワークを作成できる．パスネットワークが頑健なことは，試合の勝敗に大きく関わると考えられが，これまでその頑健性に注目した研究は行われてこなかった．本研究では，2018 年J1 全18チームの45 試合分のデータをもとに，位置依存パスネットワークを作成し，2 種類のノードの削除に対するネットワークの頑健性を調査した．分析の結果，J1 チームのパスネットワークはハブとなるプレイヤーが存在するネットワーク構造であることが分かった．