入江洋介(北里大)
2010年から2012年にかけて4回、人の意思決定での社会的影響について実験を実施した。2択の問題に回答した後に、同一の問題を既に回答した他者の回答の累積情報を与えた上でもう一度問題を回答するという手順で行った。今回は、2012年末に行った分割選択の実験について報告する。過去3回の実験では選択は分割できず2択の一方を選ぶ必要があったが、今回は各選択時にポイントを分割することを許した。この二種類の実験結果を比較して、社会からの情報の意思決定に与える影響について明らかにしていく。