14 多次元SE-NBD過程、多次元Hawkes過程とデフォルト連鎖

服部航大(弘前大),久門正人(野村証券),守真太郎(弘前大)

多次元negative binomial過程、ホークス過程を使ってデフォルトの連鎖を分析する。これら過程は強度関数が自己励起によって変化するポアソン過程として知られている。自己励起がどのように波及するかを実際のデータを使って分析した。その結果、不動産業や金融業がデフォルトの上流に位置することを確認できた。これはよく言われるバブルの崩壊とその影響の伝播と一致するものである。