夏目雄平(千葉大,信州大)
講演者は、2011年7月、勤務先大学において、電力供給危機のため冷房を使うな、という動きに対して、それなりの覚悟を持って対処すべきであって、相変わらずスーツにネクタイという格好の会議での決定には従いたくない、という立場を取った。その主張の象徴として、スカートを着用して教壇に立って講義をしたところ、新聞・テレビで報道された。それは地方版・地方局であったが、各機関がインターネット情報で全国配信したため、賛否両論が全国Webの中で渦巻くことになった。その拡大過程を社会物理学実験と捉えて、報告する。