05 平和的個体と好戦的個体が共存する社会における階級の自己組織化

大溝健太,小田垣孝(東京電機大),藤江遼(東大)

行動形式の異なる個体から構成される社会における階級社会の自己組織化を研究した。それまで提案されていた平和的個体と好戦的個体が共存する社会において、人口密度が増加した時に見られる階級社会の構造を調べた。その結果、比較的低い人口密度で階級社会が発生するとともに、村が形成され村の中に閉じ込められた平和的個体は比較的強くなる。また、人口密度高くすると、勝者と敗者に二極化したギャップ社会になることを示した。