02 優先的移動と易動度を考慮した人口移動モデルによる分布形成

山崎義弘(早稲田大)

これまでに、都市の人口分布に関するランキング・プロットが対数正規分布とべき分布の混合分布となることが、日本に限らずアメリカやフランスなど、国に依らない傾向として確認されている。このような混合分布を再現するため、我々は、都市によって人口流入の起こりやすさを制御する「優先的移動」と人口の易動度を考慮した確率モデルを提案した。本発表では、このモデルを数値計算することによって得られる分布を紹介し、分布の特徴について議論する。