鎌田陵平,水口毅(大阪府立大学)
日本人の名字は種類が多く,その中には珍しいものもあればありふれたものもある.そのランクサイズは広義のZipf則に従うことが知られている.さらに名字には特定の地方に集中しているものがある.これは名字が空間的に一様に分布しているわけではないことを意味している.本講演では名字の分布の非一様性を特徴付ける方法を提案し,得られたべき則について報告する.