山本健(琉球大),板東貴志,柳川博一(アンリツ),山崎義弘(早稲田大)
様々なデータを表す確率分布として知られる対数正規分布は、乗算確率過程から生成される。乗算確率過程のステップ数を変えると、対応する対数正規分布のパラメータが変化する。本講演では、そのような異なるパラメータをもつ対数正規分布を重ね合わせた分布の性質について報告する。計算の概略を提示し、得られた分布関数の性質を議論する。さらに、様々な社会系のデータとの比較をおこなう。