07 リターンに倍率のある情報カスケード実験と選択の応答関数

桑波田康太,守真太郎(北里大)

2013年度に実施した情報カスケード実験について報告する。壷を用いた通常の情報カスケード実験である。被験者数126名、4つのケース(それぞれ200問)について100回ずつ選択を行い、長さ63の選択の時系列を取得した。4つのケースは自己情報の正解確率qが2/3,5/9の2ケースとリターンが定数と選択者数に逆比例する倍率に比例する2ケースの組み合わせである。それぞれのケースの時系列での時間変化、収束の様子、相関関数、緩和時間などのマクロな解析と被験者の個人レベルでの選択の確率法則のミクロの解析を行った。以上の結果を報告する。