山本健(琉球大)
特撮やアニメ等の映像作品に登場するキャラクターのサイズ(体重と身長)の確率分布の性質を考察する。いくつかの作品に共通して、キャラクターの体重の分布が対数正規分布とよく一致することが分かった。知覚に関するWeber-Fechnerの法則などを用いて対数正規分布の特徴づけをおこない,対数正規分布がサイズ分布として標準的であることの理論的な根拠を提示する。さらに、現実の生物のサイズ分布との比較もおこなう。