07 市区町村間人流ネットワークと感染症拡散モデル

守田智(静岡大),中川訓範(兵庫県立大)

反応拡散的なモデルの枠組みは、感染症が拡散していく現象を表現するために使われてきた。本研究では、従来的な移動拡散項に加え接触拡散項を新たに導入し、短時間で元の場所に戻るような移動が感染症拡散に与える影響を考察する。日常的な移動がある圏域内の感染拡大現象に着目するためにパーソントリップ調査のデータを用い市区町村間の人流ネットワークを構成する。そのネットワーク上での人流と感染拡大の関係を解析する。