藤原直哉(東大空間情報科学研究センター)、Abhijeet R. Sonawane(Brigham and Women's Hospital and Harvard Medical School)、岩山幸治(龍谷大農)、合原一幸(東大生産研)
都市圏における人の移動パターンは、経済活動や感染症の伝播など、社会における様々なダイナミクスを理解する上で基本的な要素のひとつである。本研究では、人の移動の実データより人の接触のネットワークを構成し、その特徴を考察する。特に、相互作用距離を変化させると、パーコレーション的な転移が発生することを示す。また、そのネットワークを用いた感染症の数理モデルによって、都市における感染症拡大のメカニズムを解析する。