01 人口の成長と移動を考慮したモデルによる市町村人口分布についての考察

高村健司,山崎義弘(早稲田大)

本研究では、日本の地方自治体(市町村)における人口の特徴を基にして、人口の成長と移動を考慮したモデルを構築し、数値シミュレーションを行った。その結果として人口分布に着目し、べき的なすそを伴った対数正規分布として、実際のデータを良く再現することを確認した。また、今回提案するモデルは、これまで提案されてきた「成長モデル」、「移動モデル」とは異なるダイナミクスを表現している点について本講演で考察したい。