石崎龍二(福岡県立大学),福島和洋(熊本大学名誉教授),井上政義(鹿児島大学名誉教授)
本研究では、常に噴煙を上げ、年間に複数回の噴火を繰り返す桜島を対象とした噴火活動のデータ解析を行う。これまで我々は、桜島火山の噴火時系列における長期的な記憶効果に焦点を当てた確率モデルの構築に取り組んできた。今回の研究では、確率過程モデルの精度向上を目指し、桜島火山の火山性地震の時系列データを取り入れて、噴火活動と地震との相関関係を統計的に分析した結果を報告する。