佐野幸恵(筑波大)
論文の共著関係は、研究者のネットワークとして、これまで広く調べられてきたが、謝辞で言及される人物を含むネットワークについては、よく知られていない。そこで本発表では、論文の著者とその論文で謝辞に言及される人物からなる2部ネットワークを構築し、その統計的性質を解析した結果を報告する。謝辞ネットワーク構築することにより、これまで、共著ネットワークには現れなかった人物が抽出される可能性があり、学術界の新たな可視化の方法として期待ができる。