吉野隆(東洋大)
格子を用いずに Schelling の分離モデルのシミュレーションを行った.もとのモデルは住居を意識しているため,格子点に存在できるのはひとつのエージェントのみであるという排除効果があった.この排除効果がない場合のシミュレーションをオフラティス・ランダム・ウォークを用いて実現した.結果は,パーソナルスペースの広さと臨界忍耐度によって異なる.得られたパターンは,スポット,バンド,中間の3つに分類される.