太田守洋,山本健(琉球大)
本研究では、漢字の字形を定量的に分析するために、漢字の線長と画数の関係に注目する。コンピュータのフォントから求めた線長と画数の関係から、線長は画数に対しておおむねベキ的に増加することが分かった。このベキ乗則の意味を考えるため、フラクタルを用いた簡単なモデルを提案し、フラクタル次元と漢字のベキ指数との関係を考察する。