2017年3月31日(金) 正真正銘
年度末.
と言っても,今日もスケジュール上の予定なし.3130もメンテナンスの関係でしばらく使えないみたいなので,実験は抽出だけ.そう考えると,来週前半も時間ができる.ということで,一念発起!(?)この時間を利用して,タナゴ論文を進めることにした.といっても,まずは頼まれている原稿チェックから.原稿読み自体は,昨夜の自宅残業でやっていたので,今日はそのコメントまとめと,関連文献を探した.そして共著者(主著者)にメールで連絡.その後,自分(我々)のタナゴに取り掛かった.
と言っても,文章書きではなく,データ解析.現時点までのデータで,仮解析をやってみた.特に,久々コホート分割を関連ソフトを使って実施.だが,実際に始めてみると,予想通りではあるが,時間がかかる.できれば,統計処理までやりたかったが,ソフトの使い方に手間取ったり,関連文献を調べながら使い方を練ったりしていたこともあり,コホート分割すら終わらなかった.それでも,懸案の「分割」に関わる判断基準とかを,ある程度明確に設定することができたので,善しとしたい.
ということで?,解析の続きは,来週月~水が勝負.統計まで一通りやってしまいたい.その前の今週末の自宅残業では,本文書きを手掛けていこう.
一方今日は,ひみラボ自然史の案内を常連様に送った.同時に,「ひみラボHP」の方に,内容を掲載.今後細部を詰めていこう.
2017年3月30日(木) 自主開講講義
いまいち,良い呼び方がないが,学部正規の授業ではなく,私が自主的に開講する講義,ということで,こうなる.自主ゼミでもいいのだが.で,その講義に関する案内を,HPに掲載した.ついでに「講義関連」なるページも作成.同時に,大学の掲示板にも案内チラシ(HPに掲載されているものと同じ)を掲示.ぼちぼち,学生が大学に出てきているようなので,目につくだろう.詳細は,チラシやページを見てもらいたいが,何はともあれ,多くの学生に参加してもらい,富山の生物をもっと知ってもらうことを期待したい.
さて今日は,上記HP作成等を終えた後,予定通り野外調査へ.気候も暖かくなり,魚ものびのびと泳いでいた.特に,小型個体が群れを成しているのを見ると,「春だな~」と実感.採集の方も順調に進み,3月のデータとしては,いいものが採れたはず.ただ,4月の調査予定を,若者に組んでもらったのだが,,,時間がない.最初の週は,採集許可申請の関係で,調査に出られないことが予想されるし,次の週からは講義・実習だ.なんとか時間を作って,少しでも多くのデータ(魚)を採りたい.
一方で,今日もそれ以外の時間は,新年度の準備いろいろ.まずは,学生実験のマニュアルを完成させた.手が空いている時に,印刷しよう.
続いて,ひみラボ自然史研究会の予定を,かなり具体的に組んだ.こちらも,早ければ明日にでも,案内メールを出そう.
明日は,まさに年度末.3130の予定が埋まっていたので,実験はそこそこに,新年度に向けたお仕事を進めていこう.それと,論文改訂稿のチェックも進めていきたい.
2017年3月29日(水) 束の間の休息?
今週になっても,スーツ,ジャージは続く.月曜日は,COC+の報告会&シンポジウム.学外からのお客様も多いということで,若者ともどもスーツで参戦.そして昨日は,ひみラボ調査で,ジャージ.
ということで,今日は久しぶりに「普通」の格好で大学へ.普段着で歩いていると,何ともいつもと違った感じだった.
そして今日は,スケジュール上は何もない.ということで,恒例?の実験三昧.まずは,3130を7RUN.28サンプル片付いた.もちろん,言うまでもないが,RUN待ちのサンプルは山のようにある.今日もPCRをやったので,Full Runを2回できるくらい,溜まってきた.それと同時に,久々抽出.こちらも,ちまちまやっても仕方がないので,1日40個体.ようやく,各集団50個体(抽出のみ)が見えてきたが,それでも残りのチューブは,袋の中にじゃらじゃらと入っている.講義が始まってしまうと,実験の時間が極端に少なくなる.できるだけ3130は続けていきたいが,一方で,抽出やPCRの時間が採りづらくなる.ということで,講義が始まる前に,できる限り多くの個体をPCRまで終わらせておきたい.
それ以外にも,年度末,というよりも,年度初めを意識した「お仕事」が盛りだくさん.特に今日は,ひみラボ自然史研究会の計画を練ってみた.今年も,いくつか新しい取り組みをやってみたい.もちろん,ひみラボの協力が不可欠だ.というよりも,今年はむしろ,「連携」したイベントを企画中.
また,生物学科の若者対象の自主ゼミの準備も進んでいる.案内チラシを作ってみた.4月になったら,大学の掲示板に貼ろう.そして,このHPにも掲載予定.
そうこうしていると,容易に予想はつくが,論文書きが進まない.ただ,助成金申請も終わったので,自宅残業の時間が空く.そこに論文書きをいてていこう,,,と思ったら,共著論文のチェック依頼原稿が来た.まずは,こちらから取り組もう.
さて明日は,,,ジャージ.ただし,朝夕時間があるので,有益に使っていきたい.
2017年3月23日(木) スーツ,ジャージ,スーツ,ジャージ
さすがは年度末,今週はいろいろなイベントが多い.火曜日は学外会議があったので,スーツを着て大学へ,水曜日はひみラボでの調査なのでジャージ姿,木曜日が学位記授与式でスーツ,そして金曜日は庄川へ調査でジャージの予定.「普通」の格好をしていない.
で,今日は卒業式(学位記授与式).その準備委員なるものを担当しているので,日中はバタバタと走り回っていた.だが,朝夕は,あえて自分の時間に費やした.特に,実験.さすがに今日は,3130が空いていたので,日中,卒業式で外出している時間中RUN.12RUNで48サンプルさばけた.かなり大きな数だ.PCR産物のストックが半減した.今後も,たま~に,学生たちが使っていない時間と,私の空いている時間が一致するタイミングがあるので,その時に備えて,PCR産物をためていこう.そして,ひみイタについては,概ね各集団50個体の抽出は終わっているが,提供された「鰭」は,時間をかけてでもすべて解析する予定なので,抽出の方も進めていこう.
ちなみに,今日の3130は,ひたすら,ひみイタを流した,と言いたいところなのだが,「別」のイタも流した.というのも,そもそもが頼まれ仕事なのだが,すでに「少数個体」の解析は終わり,その結果は報告している.が,先方からも多くのサンプルをもらっているため,「いつか,論文書くときに,全個体解析します」とは答えているのだが,さすが現時点での解析個体数が少ない,というのが気がかりだった.それに,既にPCRが終わっているものがあったので,今日みたいに「空いていた」時間を活用して,「別イタ」の結果も出しておいた.今後,当面はひみイタが中心にはなるが,別イタももう少し,解析をしておきたいところだ.
実験以外にも,最近は論文書き,,,は進まず,目先の締め切り仕事として,助成金申請書類書きをしている.結構,大型予算なので,採択率は低いが,それでもやるだけやろう.それに,大きな助成金の申請書を書くと,今後の進む方向・計画が明確になる.そして,ダメでも別の申請書で使えることもある.ということで,来週明けには共同研究者に申請書を見てもらえるように,書き進めていきたい.
2017年3月21日(火) 浮足立ってきた
年度末に近づき,そして年度が明けると講義の連続.だんだんと,自分の時間が少なくなり,やることだけが増えてきた.となると,いつもながら,浮足立ってくる.
こういう時は,やるべきことを1つ1つ,確実にやっていくべきであることは,わかっているのだが,ついつい気が急いてしまう.ま~,そんなものだと,できる限り割り切ろう.
継続的にやることは,論文書きと研究計画練り.前者はタナゴ,後者はシカ,ということで,どちらにも頭を使わないといけない点が,地に足をつけることができない理由だろう.元来は,今の時期はタナゴ(論文書き,調査,実験いずれも)に専念できるはずだったのだが,「成り行き」というものは,仕方がない.
となると,割り切るのは上記の通りだが,同時に楽しむことが重要だろう.なんにしても,時に授業にしても,それ自体は楽しいということはできる.自分が楽しめる授業にすればいいだけだ.新しいネタを仕入れたり,話を組み替えたり.ただ,例年は時間的な余裕がなくなってしまうため,惰性で授業をすることが少なくない.そうなると,楽しんでいる暇が無くなる.
兎に角今は,やるべきことを列挙し,計画立て,その上で,できることからやっていくだけだ.
で,明日はひみ調査.今日も別件で氷見には行ってきたが,雨による増水(により魚が採れないこと)が心配だ.調査は調査で,しっかりと専念しよう.
2017年3月16日(木) 合間を縫って
今日は朝から3130RUN,COC+報告会用のポスター印刷,3130回収とアリル拾い.午後は魚津での学外会議.なかなかタイトな一日.
得てしてこういう日は,空き時間をダラダラ過ごしがちだが,今日は有効活用した.
まずは,昨日の自宅残業で読んだシカ論文(図らずもSさんの論文だった)で出てきた参考文献を入手し,続いてタナゴ論文書き.いまだマテメソを書いているが,こちらも参考文献を探し,入手.そして,少しずつではあるが書いていった.
会議もそれなりに早く終わり,大学に戻ってもまだ1時間あったので,ここでもひたすら?マテメソと格闘.ようやく半分くらい書けたような気がする,もちろんマテメソ限定の話.
さらには,ちょっとした空き時間には,自主ゼミの内容も考えた.と言っても,結論としては,あまり細かいことを考えず,学生が興味を持ちそうな話とか,写真とかを中心にやっていくことを再確認した.それなりの数の学生が参加し,回を重ねることができれば,その過程で学生の希望も聞きながら,内容を充実させていく予定.一応,現段階で取り上げようとしているネタは,以下の通り:
初回(4月19日):ガイダンスと富山の地形と自然の概要.
2回目以降のネタ候補は,次の通り:
・水田とイタセンパラ(タナゴ)
・山のクマ・イノシシ・シカ
・立山のライチョウ
・湧水と魚
・海の幸
どれを,どのような順番で話すかなどは,学生にアンケートをとって,決めていきたい.もちろん,上記以外でも学生からの希望があれば,できる限り対応予定.
授業形式は,対話型,とかが良いのだろうが,学生にあまり発言ばかりを求めると,参加者が減ってしまいそうだ.そこで,最初は講義形式を基本とし,ただ意思疎通は保ちたいので,アンケート用紙にこちらから出すお題や学生の希望などを書いてもらうのがいいだろう.そして,お互いになじんで来たら,いくつかのテーマで議論をしてみたい.「外来種」とか,「オオカミ」とかのネタを想定している.
時間は,基本的に水曜日5限(奇跡的に,生物学科の1-3年生すべてで授業がない)を考えているが,参加学生の希望を聞いて日程を変更してもいい.場合によっては6限(18時以降)でもいいし,さらには(もし希望者が多ければ),週2回の開講も有りだ.興味ありそうな学生,やる気のありそうな学生を拾い上げていきたい.
さて明日は,ちび介1号の卒業式.ということで,有給休暇.でも,夜には大学の送別会があるので,夕方ころには,研究室に少し顔を出すかも.と言っても,誰もいない予感...
2017年3月15日(水) 調査順調
3月から野外調査が,ヤリ・アカヒレ対象に戻った.他の魚種は1年間の調査が終わり,そして担当者が実質不在となったことも理由の1つ.そして昨日,今日と調査へ.で,予想外?のアカヒレ大漁!と言っても,氷見の話.「池」の方では,採れることは採れたが,いつもの採集個体数に比べると少ない.が,それでも30個体は越えたので,3月の1回目としては,まずまずだろう.若者たちも就活等で忙しいようだが,なんとか調査を継続していきたい.
それ以外は会議や事務仕事などなど.そして明日は3130を少し流す.イタセン関連の実験も,サンプル数が膨大のため,すぐには終わらないが,それでも少しずつ,やっていこう.
そして論文書き,あるいは留学生向けの研究計画練りも,自宅残業も含めて着実に進行中...ということにしておこう.調査後はどうしても眠くなる.昨日も自宅パソコンと向き合いながら,,,気が付いたら日付が変わっていた.ま~,あまり無理をせず,やることをしっかりとやっていこう.
2017年3月13日(月) 確実に動き始めた
ここ最近,野外調査がなく,もろもろの事情で3130も抑え気味.ということで,デスクワークが中心.ただ,いくつかの頼まれ仕事も片が付き,いよいよ自分の研究が中心になっているのだが,いろいろと動きは大きい.
やはり最たるは,留学生対応だろう.それも,目先の研究計画だけではなく,博士課程修了まで見据えて考える必要がある.特に,博士論文はもちろんだが,その前に投稿論文を2報以上出さないといけない.当然ながら,投稿してすぐにアクセプトにはならないので,もろもろ考えると,遅くとも終了の1年前には投稿が必要だ.ということは,あと1年で,データ採りから論文書きまで仕上げることが必要になる.幸いにして?,論文1報にはなるネタもサンプルもあるので,着実に実験をやっていけば,無理な話ではない.が,当然ながら私自身もかなりの時間をその対応に費やさないといけないだろう.
となると,その他の私の仕事,はっきり言えば,タナゴ論文を気にしないといけない.さすがに,全く異なる2つの生き物に関する論文を,同時進行でやっていくことは無理だろう.ということで,タナゴを先に片付けることが必要になる.もちろん,最終的なデータはまだ出ていないので,投稿まではいかないが,今の段階を仮の姿として,論文を,少なくとも初稿段階まで書き上げてしまうことにした.ということで,その他にももろもろ事情があるので,7月をめどに,初稿まで,それもアカヒレとヤリの2報,書き上げよう.
ということで,今日は図らずも「お仕事」が無くなったので,その時間を使って,早速有言実行.本格的に書き始めてみた.
論文構成自体は,すでに考えてあるので,英語にしていけばいいだけ,というと簡単だが,もちろんそうはいかない.まずは書けるところから,ということで,マテメソを書き始めた.で,とりあえずStudy siteあたりは書きあがった.次はデータ分析や統計処理のところだろう.着実に進めていきたい.
と言っても,もちろんタナゴ論文書きだけやっているわけにもいかない.何と言っても,明日は久々の調査.それに留学生用の研究計画をしっかり練って,英語にして,打ち合わせも必要だ.自宅残業も活用しながら,進めていこう.
2017年3月8日(水) シカ終了
シカの実験は無事に終わった.すぐさまアライメントして,ハプロタイプ決定.そして報告書書き.
今日は,シカ報告書やCOC+のポスター締切が近づいてきていたので,実験はほとんど行わず,もっぱらデスクワーク.そして,広報関連の講習会に出てきた.
明日,明後日,とりあえず(スケジュール上の)予定は入っていないので,今日の続きをやって,仕上げてしまおう.もちろん,自宅残業も有効活用だ.
2017年3月7日(火) いろいろ動きがあった
今日も3130RUN.一晩かけて,シカSQを仕上げてしまう予定.無事に終わることを祈るばかり.うまくいけば,明日はひたすらアライメントをして,報告書作成だ.
他の実験は,ひみイタを本格化させている.今後の3130を稼働させるペースが未定だが,兎に角,抽出とPCRまではやっておこう.
一方で,最近の研究室は静かだ.若者が就活「等」でいない.そんなことはお構いなしに,大きな動きがあった.手続き上はまだだが,実質的に決まったこととして,メンバーが一人増える.留学生だ.新規に海外からやってくる,というよりも,文字通り?トップダウンでやってくる.要するに,上の階の研究室の留学生が,山崎研に配属替えをすることになった.ということで,若者には「英語」を勉強してもらおう.と言っても,気さくな学生さんだし,英語も聞きやすいし,私を筆頭に日本人は英語が苦手,ということも理解してくれているので,こちらとしてはやりやすい.ただ,博士課程の途中での移籍なので,時間が限られている.ということで,比較的短期に結果が得られる遺伝子関連のテーマを準備している.詳細は,自宅残業とかで練っていこう.
ここ最近は,これ以外にも諸々の「お仕事」に追われている.特に来週からは野外調査も再開するので,計画立ててやっていこう.ちなみに,当面の野外調査は諸事情を勘案し,選抜メンバーで行く予定.以前のような感じ,と思ってもらえればいいだろう.当然ながら,たなごガールズ(古い?)には頑張ってもらおう.
たなご論文の方も,なんだかんだと進んでいる.自宅残業を中心に,関連論文にざっと目を通し,全体の論文構成も仕上げた.あとは具体的な解析と文章書きあるのみ.
2017年3月3日(金) 無事,終了
幸いにして,フルRUNは無事に終了していた.機械の性能上,全く問題ないはずではあるのだが,いざ終わってみると,ほっと,一息.
そして,大量のデータが得られた.早速アリルひろいを行ったところ,結果自体も問題ない.そして,簡易解析し,報告.これで頼まれ仕事が1つ片付いた.
続けて,シカのダイタミも完了.来週,改めて夜通しRUNさせよう.と言っても,こちらはSQなので時間がかかるため,一晩流しても11RUNくらい.無難な数字だ.
その他,もろもろあった.そして,1つの大きな動き,につながるかもしれないことも.現時点では,どうなるかわからないが,もしかしたら,若者たちに「英語」を勉強してもらうことになるかも...
2017年3月2日(木) ひたすら...
なんだかんだ言っても,今日は3130のフルRUNで頭がいっぱいだった.考えただけで,緊張するくらいだ.
一晩,稼働しっぱなしなわけだが,310では当たり前のようにやっていた.でも,やはり3130は初めてなので,いろいろと心配ごとが浮かんでしまう.
準備にも時間を要する.そして,試薬の混合などを間違わないように,集中力もいつも以上に必要だ.
それでも,昨日今日と,時間を十分に使えたので,なんとか余裕をもって準備が終わり,RUNスタート.現在は稼働中(のはず).明日の朝,無事にデータとご対面できることを祈ろう.
確かに,96サンプル分のデータを一晩で得られるのは魅力的だ.が,やはりもろもろ考えると,しばらくは小刻みに実験をやっていこう.ただ,学生さんが日中使うことが多いので,それはそれで配慮する(譲ってあげる)必要はある.となると,今後もフルRUNを考えないといけないだろう.
とりあえずは,次なるサンプルを溜めていこう.と言っても,現時点で冷蔵庫には70サンプル以上眠っている.そして今日は,シカの抽出,PCR,SAP,ダイタミも行ったので,こちらのサンプルも明日には増える予定.さらには,ひみイタも,,,と考えると,サンプル不足は心配しなくてよさそうだ.
ということで,今日は正真正銘,ひたすら実験をした一日だった.ただこれで,頼まれ仕事の目途がついたので,気分スッキリ,自宅残業ではタナゴの参考文献でも読もう.
追記:思い出したように,今年のおせち料理の写真を掲載(催し関連参照).写真が小さいので見えづらいが,そこそこ上出来.
2017年3月1日(水) 今だけ
日中,車の中は汗ばむほど.エアコンを止め,窓を開けると,入ってくる自然の風が,ちょっと冷たいくらいで気持ちいい.「もう春かな~」と感じながら,気持ちよくドライブをしたのだが,,,これができるのは「今だけ」だろう.もうすぐ(既に?)花粉が飛び始める.車の窓を閉め,内気にして,その上でマスクをしないと,大変なことになる.
ってなことを考えながら,今日は,来年度のアカヒレ調査の申請手続きのために,調査地近くの役場へ.書類をもらい,情報ももらい,いろいろお願いしてきた.基本的には,昨年同様の調査を続けられそうだ.さらに加えて,水の中に入って,貝を調べることにも異論はでなかった.
その帰り道,次なる目的地である,ねいの里へ.こちらでは,シカのサンプルを受け取った.今年度分としては最後のサンプルとのこと.ということで,大学に戻ってからは早速DNA抽出のための溶かし出し,と言いたいところだが,他にもやることがあったので,これ自体は帰宅間際に.明日以降,はやめにダイタミまでやってしまおう.
で,「やること」というのが,今日もイタセン関連の実験.昨日に続いて,ひみイタの抽出.さらに,ようやく3130が使えるようになったので,予約を入れた.と言っても,いつもとは違い,夜通しのフルRUNの予定.RUN自体は明日の夕方スタートだが,フル,というのは,プレート全部,つまり96サンプルある.今日のうちに,もろもろ準備を進めた.
ということで,今日も外出以外はもっぱら実験.これができるのも「今だけ」だろう.
2017年2月28日(火) やはり自分(達)の仕事はいいものだ
頼まれ実験はまだ続くが,抽出までは終わった.今後,順次PCRと3130RUNの予定.そしていよいよ,自分(達)の実験に取り掛かることができた.ずばり,ひみイタ.特に,新保護池に導入した個体のMS解析だ.サンプルは既にもらっていたのだが,解析自体は一部個体のみに限られていた.私からお願いして,新保護池に導入する全個体の鰭を切ってもらったので,これまで実験が先延ばしになり,後ろめたさもあったが,ようやく,ようやく.
それと同時に,やはり自分(達)の仕事だと,やってて気分がいい.面白いとか,楽しいといってもいいだろう.もちろん,頼まれ仕事も,共同研究として自分の業績にはなるのだが,「御膝元」の研究を盛り上げる上からも,再開した実験はやり甲斐を感じる.この1ヵ月は,幸い,というか今だけ,時間があるので,バリバリ実験を進めていこう.
今日は実験以外にも,事務的な「お仕事」が目白押し.片っ端から片付けていったので,結構すっきりした.その一環で,明日は外出.来年度の調査のご挨拶&申請に行ってくる.
一方,タナゴ論文の方も,着実に進んでいる,,,といいたいところだが,「ダラダラ」というのが正確なところ.もちろん,これではいけないので,一度じっくりと,データと向き合おう.
2017年2月27日(月) 今週はな~んにも予定がない
もちろん,スケジュール上の予定がないだけで,やること,やるべきことは盛りだくさん.
だが,そうはいっても,やはり時間のゆとりがあるので,ついついのんびりと「今日は何をやろうなか~」,「とりあえず,実験やろうかな~」と,いつものように実験中心に朝がスタート.
そして,実験の待ち時間になったので,来月末にある助成金報告会の準備でも,少し考えようか,と思い,久々に関連ファイルを開いてみると,,,報告会前に「報告書」があることが判明,というか,思い出した!もろもろ事情があるので,詳細は書かないが,「まずい!」ということで,大急ぎで取りかかった.幸い,若者が頑張ってくれていたので,結果はでている.私が担当する方も,結果はある.ということで,ひたすら報告書書き.とは言え,4~6ページとの指定があり,また報告書用に結果をまとめることも必要.さらには,実験の待ち時間が終わり,続きをやらないと,,,
ということで,「やること」がしっかりあった,一日だった.ちなみに,夕方の段階で下書きは完成したので,学生にチェックを依頼.私も自宅残業でチェック.
明日は,平穏な一日でありますように.
2017年2月24日(金) 実験と論文の一か月
なんだかんだで,2月はもうすぐ終わる.4月になったら,講義で忙しくなる.合間を縫って,いろいろやろう,,,と毎年考えているが,結局何もできないものだ.ということで,3月中に実験と論文書きをえげつないくらいにやろう.特に今年は新若者がいないので,3月の負担が減る.
まず,実験の方は,3130を使いまくる予定.そのための投資(共通試薬購入など)も行っている.やることは昨日も書いた通りだが,3130に届くまでの抽出からPCRから,いろいろやっていこう.
同時に論文書き.こちらも進めたい.単に文章を書くだけではなく,データチェックを細かくやることと,時には統計も私自身で確かめたい.若者たちのデータを使うわけだが(もちろん共著)が,彼ら・彼女らのまとめた結果と違うものが出てくる可能性もあるかも.
などなど,威勢のいいことを書いてはみたが,,,今日やったことは,至って現実的なこと.
DNA実験も少しはやったが,そのためのチップ詰めにも時間を採られた.あるいは事務仕事にも精を出し,いくつかの仕事を片付けることができた.論文書きは,どうしても自宅残業に回してしまうことが多いが,着実に進めていこう.そして3月になったら,研究室にこもってデータとにらめっこ,,,なんて日も来るだろう.
2017年2月23日(木) 猫の日,,,は昨日だった
最近は,自宅パソコンが不調,というか壊れたため,もっぱら「時間外」の書き込みになる.そのため,どうしても更新が滞ってしまう.
さて,最近は,実験もさることながら,若者たちのデータチェックを行っている.時に論文化に向け,時に今後の研究の発展に向け,私なりの視点で,もろもろ考えることが多い.自宅残業も結構これに費やしている.特に,今日は中間発表ゼミなので,これら発表について,集中的に考えまとめを進め,なかなか(私の中では)いい感じにまとまってきた.
が,,,ゼミ延期...何とも,コメントのしようがない...
ということで(?),当面は時間があるので,タナゴ論文を実践的に進めていこう.今さらながら,先行研究をしっかりと読み込んでいきたい.
一方で実験の方は,頼まれ仕事に追われる日々.だが,将来的には論文化するとはいえ,やはりこれでは面白くない.それに,頼まれ仕事だと,その公表(成果の活用とか,論文書きとか)において,こちらの意図とは違う方向で動いてしまう(あるいは,動かない)ことが多く,もどかしい思いをすることが少なくない.ということで,自分(達)の実験に,早めに取り組むことにした.今年の魚類学会向けの氷見のイタセンMSだ.もともと多様性は低いが,以前書いた論文に比べると,座数が格段に(と言ってもようやく2ケタ)増えている.しっかりとしたモニタリングをやっていこう.
間もなく,入試シーズンだが,今年は良くも悪くも週末に係っている.ということで,平日は時間を確保できるので,論文書きと実験とを中心に,やっていきたい.
2017年2月16日(木) 発表会前夜
最近は、学生も発表会準備の要領がよくなったのか、「徹夜」が少なくなったようにみえる。昔は、スライド提出後も、みんなで残って、原稿直しやプレゼン練習をしていたものだ。もっとも、私も早い時間に帰ってしまうようになったので、詳しい状況を知らないところもあるが。
何はともあれ、今年も(現時点では)準備が滞りなく進んでいるようだ。兎に角、明日の発表会をしっかりとやってもらいたい。
一方、お仕事の方は、進んだような、進んでいないような。一応、実験とか、データまとめとかやってはいたが、どうしても明日のことが気になり、研究に身が入らない。ということで、気分転換?として、このサイトの更新などもやってみた。随所随所、微妙~に変わっている。今後もHPに手を加えたいと考えている。というのも、来年度の目標の1つは、「若者集め」。これは、将来の配属生候補となる生物学科の1-3年生をターゲットにすると同時に、他大学から大学院受験をしてくれる学生を獲得することも視野に入れている。ということで、そのような若者に伝わるような、研究内容とかを充実していきたい。特に書きたいことは、これまでの研究よりも、今やっている研究や、今後やる予定の研究だ。研究テーマは山のようにある。ただ、あまり詳しい研究内容とかを書くと「ネタバレ」となってしまい、アイディアを余所に盗られてしまう恐れもある。そのため、どこまで情報を出すかは微妙なところだが、うまい具合に更新していきたい。
2017年2月15日(水) 発表会は続く,,,
今週は,修論,卒論の発表会ウィーク.昨日の段階で,修論は無事に終わった.卒論も,山崎研の学生は本文提出をしたみたいだし,事前の発表練習もできた.あとは,明日の会場練習,そして明後日の本番に備えてもらいたい.
毎年のことながら,いろいろな研究室の発表を聞くと,いろいろと思うところがある.中には,自分の研究の参考になったり,新たな研究のアイディアが湧くきっかけになることもある.その一方で,,,多くは書くまい...
さて,発表会が続く一方で,それ以外の「お仕事」があまりはいらないのも,例年の今の時期の特徴.ということで,空いた時間は有効活用している.特に3130は,かなり空いてきたいので,遠慮なくRUNを繰り返している.その結果,シカの方は大方終わり(と思ったら,明日追加サンプルが来る),もう1つの頼まれ仕事も,着実に進み始めている.特に後者は,MSだが,RUN時間が短く,その分沢山流せることがわかった.また,PCRも1セット少なくすることもできるようになり,随分と時間短縮につながるだろう.と言っても,200個体,各2RUNを成し遂げるには,まだまだ先は長い.そもそも,抽出も終わっていないので,今日も溶かし出しとPCRの連続.明日も時間の合間を縫って,実験だ.
一方,タナゴ論文の方が,最近は手つかずになっていた.原因の1つは,どのようにまとめるか,に悩んでいること.単なる記載的な論文だと面白くないので,誰もが興味を持つような(グローバルな)テーマ設定をして,それを論文化したい,,,と考えていたのだが,なかなかいいアイディアが思い浮かばない...と悩みが先行して,筆が進まなかった,というのが現状.だが,このような状況こそ,論文書き(研究)には一番よくない.考えてもみれば,タナゴの生態論文は初めてなのだから,最初からすごい論文が書ける,と考える方がよくない.足りない部分は,次の研究,次の論文,にしよう!と割り切って,考えることが大切だろう.ということで,最初の2本はIR上等!と割り切り,形を残すことを第一に考えていきたい.
ってなことを,昨日,他の研究室の面白くない発表を聞きながら考えていたら,なんだかすっきりして,論文書きの気力が湧いてきた.そこで,昨夜の自宅残業からは,まずは,改めて,現在までの結果を見直し,何を論文に書けるかをリストアップした.そして今日からは,その結果や考察を意識しながら,先行論文を読んでいこう.そして,『書けるところから,書く!』を実践していきたい.
2017年2月9日(木) 調査&シーケンス
今の時期(に限ったことではないが),時間を有効に使わなければならない.特に,「できる時に,できることをやっておく!」のは基本.
ということで,本日は『フィールドからDNAまで!』を実践した.
まずは,朝一で予約をいれていた3130を動かした.実に7RUN.28検体さばけた.これでシカサンプルのかなりの部分が終わったことになる.同時に夕方には,残っていたサンプルのダイタミを終わらせ,これですべての手持ちサンプルがシーケンス待ちの状態まできた.あとは,機会の空き具合を見ながら,確実にRUNしていこう.そしてこれでシカ実験の目途がついたので,次は頼まれ仕事第二弾を再開!,,,と行きたかったが,さすがに夕方には疲れがでてきたので,PCRとかは明日以降やることにしよう.
そして3130を動かしている(動いてくれている)間に,庄川調査に出かけた.で,成果はというと,,,やはり寒かった.我々もさることながら,お魚さんたちも大変だろう.動きが鈍く,特に大きな個体が全く取れなかった.う~む,致し方ないことだろうか.
以上の調査と実験の合間に,事務仕事をいくつかこなした.特に最近は,自宅残業も含めて,「大きなこと」を練っている.もっとも,研究室の活動自体はそこまで変わるわけでは無いのだが,それよりも大きな枠での考えを,練るだけ練っている状態.だが,大きすぎて,簡単にはまとまらず,時間がかかりそうだ.ただ,自宅残業では他にもやることは沢山ある.イタセン論文はとりあえず返却できたとして,そろそろ自分のタナゴ論文も再開したいので,バランスよくやっていこう.
2017年2月7日(火) 恐れをなしたか!?
最近,あの生き物をみていない(ハッキリ言っておくが,ナガモノネタではない).見かけたら採集しようと思っているのだが,例年いる場所にいない.これはこれで,研究「あるある」だ.「いつもはよく見かける生き物だが,いざサンプリングしようとすると採れない...」ってことはよくある.私に恐れをなして,身を隠したのだろうか?
その生き物を,よく見る場所というのは我が家の庭.というか,畑.それも,白菜の中だ.
その生き物とは,ナメクジ.誰かさんが欲しがっている(?)ので,集めておこうと思っているのだが,なぜか,今年の白菜には着いていない.雪が降る前に収穫した時は,ぎりぎり食べられる外側の葉っぱの分かれ目のところに,小さいのがくっついていた.「これが大きくなるのか~」と思いながら,その時は放逐してしまっていた.そして最近,白菜にも,キャベツにもついていない.雪が多いからか,とも思うが,なおのこと,葉っぱの奥の方で身を潜めている気がするのだが.
そしてもう1つの原因として考えられるのが,外敵.今年のわが畑の作物は,軒並み何者かに荒らされている.それも,白菜やキャベツの先端部分を,ほじるように,食べられている.いろいろ聞いてみると,カラスなど,鳥が犯人である可能性が高い.ということは,彼らにとっては,白菜の葉っぱよりも,ナメクジの方が,はるかにいい餌になるだろう.つまり,いつもいるナメクジが,カラスなどに食べられてしまっている,あるいは食べられることに恐れをなして,キャベツについていない,ということは十分に考えられる.
これはこれで,捕食者と被食者の相互作用,あるいは後者の適応的な行動なのだろうか?はたまた,捕食者(カラス)が被食者(ナメクジ)を利用することで,第三者である余った資源(白菜)の成長率が高まるという間接効果か?でも,だとすると,さらに別の生物(私)が第三者を捕食するという,食物網の多様化を垣間見ているのだろうか?ということで,この関係を論文に書こうと思っている,,,,というのは,もちろんウソ.
でも,操作実験というわけでは無いが,いくつかの白菜に,ネットをかけてみた.これで鳥?による白菜菜食の減少や,ナメクジ個体の増加などが見られたら,やっぱり論文にしよう,,,というもやっぱりウソ.
以上,今日も平和な一日でした.(一応,ちゃんと仕事はしました...)
2017年2月6日(月) (あまり)採れなかった...
いつもながら,野外調査は天気に左右される.今日も,昨夜?から降っている雨の影響で,川は増水,かつ濁りが入っていた.おそらくその影響が大きかったのだろう,目的とするタナゴ達はほとんど採れず,,,
結果的には,ひみラボ調査が早く終わった.ということで,大学に戻ってからは,明日やる予定だったシカDNA抽出のための溶かし出しスタート.それと明日の3130の予約をいれておいた.明日の予約は誰も入っていなかったので,本当は,長々予約をいれたかったが,さすがにいつ終わるかわからない会議の間も占有するのは良くないだろう.ということで,とりあえず午前中のみの予約.それでも,4個体分は流せる予定だ.少しずつ,流していくしかないだろう.ただ,泳動可能な手持ちの産物は沢山ある.これを「消費」しながら,次の産物をためていこう.
ということで,明日は実験と会議.今週は,こんな感じになりそうだ.
2017年2月3日(金) 悔しいけれど,,,
3130の結果がきれいだ...以前,山崎研の学生がやっているのをみていたので,知ってはいたのだが,改めて自分でやってみると,ここまで違うのか...と思ってしまう.
シーケンスの方は,兎に角,長く読める.まったく同じようにダイタミまでやって,RUNしているはずなのに,600bpは楽に読めている.今やっているシカは,4つのプライマーを使って1000bp以上を読んでいる.正確性を期すために,重複箇所を含んでいる.これが今までの310の力.が,3130でやると,重複箇所が伸びるため,実質的に3つのプライマーで大丈夫そうだ.当然ながら,ダイタミ以降の作業が格段に楽になる.
一方,今日はフラグメントの方も試した.マイクロサテライトだ.で,こちらもきれい.バックグランドが全く出ず,目的のピークだけがそそり立っていた.結果がきれいだと,その後のアリル拾いとかも楽になるし,何より精神的な負担も減る.
う~む,これまで頑張ってくれた310には悪いけど,やっぱこれからは3130かな~.もっとも,そもそも310を復活させるだけの資金がないし...
ということで,今後の遺伝子研究の先行きが明るくなった.まずは,追加サンプルを含めて,シカをやっていこう.続いて,もう一つの頼まれ仕事のMS.
実験以外でいうと,若者たちは無事に要旨を提出できたようだ.次は論文なり,プレゼンなり.
その他は,昨日からの続きのお仕事を完成させた.それからもろもろお仕事の後,論文査読.まだまだかかりそうだ.
2017年2月2日(木) 「らしく」なってきた
ようやく、年度末っぽく、あわただしくなってきた。
最たるは要旨。締切は明日の17時。ここ数日、修論、卒論、それぞれ要旨チェックを行っている。昨日今日は特にこれに費やす時間が長かった。そして、1つは完成、もう1つも目途はついてきた。敢えていうまでもないが、要旨作成は単に要旨を作るだけではなく、発表や論文そのものの構成を整える上でも重要な作業だ。要旨で話の道筋を作ることができれば、発表にしても論文にしても、あとはそれに沿って話を膨らませていけばいい。
そして実験にも動きが。昨日書いたように、学科共通シーケンサー3130でRUNした。対象はシカのミトコンシーケンス。結果は、、、大成功!ま~、成功というよりも、無事に読めたので、ほっと一息。ただこれで、溜まっていたダイタミサンプルを順次流していくことができる。となると、やがてはたくわえが無くなるので、それに備えて、次なる頼まれ実験の方を進めなければならない。などと考えていたら、追加のシカサンプルも届いた。。。ということで、実験の方も、急にあわただしくなってきた。今やっている2つの実験は、すぐに論文になるものではないので、後回しでも、、、と思わないでもないが、出来る時にやっておくのが基本。もちろん、どちらも頼まれ仕事なので、論文の前に報告書のようなものもある。ということで、当面はなんだかんだと予定がはいっているが、時間の合間をうまく使って、実験を進めていこう。
さらに、あわただしさを醸し出す原因となっているのが、書類書きのお仕事。締切は明日だ。ということで、空いた時間は書類と向き合った。難しい書類ではないのだが、書くことが多い。うだぁ~、となりそうになるが(既になっている?)、こちらも割り切ってやっていこう。今日で完成とはいかなかったが、目途はついた。何とか締切には間に合うだろう。
ということで、上記とは別に頼まれていた論文原稿の査読が進まない。最近は、情報管理云々の関係で、「お仕事」の大半は自宅に持ち帰ることができない。ということで、自宅残業は自分のことができるので、そこで論文査読を進めていこう。実際に(昨日はサボったが)、少しずつだが着実に進んでいる。と言っても、よほど何かが「降りて」こなければ、来週冒頭での返却は無理だろう。ま~、しっかり読んでいるということで、御理解を。
2017年2月1日(水) 要旨チェック
いろいろあるが、全体にいい方向で動いている。。。(意味深?)
論文査読や実験も概ね順調。ついに、学科共通シーケンサーが空いてきた。ということで、明日は久々にRUNすることに。上手くいくことを祈ろう。
その他、いろいろあるが、なんだかんだで、バタバタ。。。
2017年1月30日(月) 論文査読
タイトルとは裏腹に,今日の一番の仕事は講義の成績まとめ.オムニバス形式で行ってきた全学部1年生対象の講義が今日で終わった.私はその取りまとめ役.マークシートを読み取ったり,採点したり,,,やることをやって,どうにか集計完了.関連する教員にチェックをしてもらいながら,「必要な事項」を学生向けに掲示した.まだまだ今後も続くが,大きな山は乗り切ったと思う.
さて,それ以外の仕事と言えば,タイトルの通り.これは今日だけではなく,この週末のお仕事も含まれる.
まず行ったのが,修論原稿の査読.締切が迫ってきた.書く方も読む方も,できるだけ早期の対応が求められる.とりあえず,全体を読み直して,返却完了.私の手は離れた.
次に氷見のNさんの論文原稿.こちらは英文原稿.今日,冒頭のお仕事を終えた後に取り組んだ.最近は,自分で論文を書いていないので,久々の英語原稿とのにらめっこだ.それなりに頭を使うこともあったが,全体にみると,何とも満たされた印象を持った.やはり,投稿論文の査読(できれば執筆)という建設的,かつ学術的なお仕事は悪くない.久しぶりに時間を有効に使った気がする.と言っても,読み終わったのは要旨まで.今後,全体を直していきたい.そしてその余勢をかって,自分の論文も,書けるところから書いていくのが望ましい.
さて明日は,ひみラボ(周辺の)調査.これはこれで,充実したものになることを期待しよう.
2017年1月27日(金) 逆転の発想!?
気が付けば金曜日.最近は書き込みが滞りがちだ.いつもながら,特段の理由があるわけではない.強いて言えば,「時間がありすぎる」のだろうか.大学で,多くの時間を自分の研究のために費やすことができるため,パソコンと向き合う時間が長くなる.そのため,改めてパソコンと向き合ってブログを書く,という気持ちが弱まるのかもしれない.何はともあれ,この間も着実に研究・仕事は進めている.
昨日の調査は,寒かった...と言っても,日差しがあったため,我々はむしろ暖かいくらい.寒かったのはお魚さん.近くの池の鯉も,「じっ」として動かないくらい,水温が冷たかったようだ.それが一番の原因だろうが,採れなかった...これも野外調査だ,と割り切るしかないが,やはり残念な思いが強い.
実験の方は,頼まれサンプルからのDNA抽出を黙々と続けている.以前も書いたように,出口(シーケンサー)が詰まっているので,なかなか途中段階を進めることができない.ということで,やることと言えば抽出のみ.さすがに飽きてきた.でも,続けるしかない.
それ以外の大きな仕事と言えば,卒論・修論指導!,,,と言いたいところだが,原稿が遅れがちなので,そちらも適宜対応中.
そんな中,一番精力的に取り組んでいるのがタナゴ論文.今はデータまとめの段階だ.若者たちが出してきたデータの見直しに加えて,生データを使って,追加の解析などをやっている.そして「鰭の白いタナゴ(ややこしい)」の(現時点での)データまとめが,概ね完了.論文にするための整理に入りつつある.で,以前も書いたが,当初もくろんでいた個体群間の「違い」が無さそう...ということで,逆転の発想で,「なぜ違いがないのか?」,「違いがないことが何を意味するのか?」という観点でまとめてみてもいいかも,,,と半ば本気で考えている.ただ,「違わない」ことの意義や理由を説明することは,決して楽ではない.その一方で,違わないことを示した結果は,案外少ない.ということを考えながら,今週が終わりそうだ.
2月は何かと予定が入っている.ただ,空いた時間は同じように有効活用していきたい.
2017年1月23日(月) またもや延期
予想よりも降った.積もった.調査地はもっと振っているようだ.ということで,今日予定していた調査は延期.
ということで,今日も時間ができた.そして有効活用.と言っても,DNA実験は,抽出が中心のため,明日に向けてのサンプル溶かし出しを行ったのみ.
午前中の大きな仕事と言えば,ひみラボのHPを更新した.先週末から少しずつやっていたのだが,環境DNAのところを作成・更新.これは助成金(報告書)絡みのことだ.さすがに今年度中には,対外的な実習はできないだろうが,来年度は環境DNAを用いた実習を行いたい.ひみっ子ラボとかで,良いかもしれない.ということで,そのための紹介ページを作成した.
午後は,M1のA君との研究打ち合わせ.今後,ますます気合をいれてやっていってもらおう.地道な野外調査を繰り返していると,わかってくるものは多くある.この後の話にも関連するが,採って放すだけではなく,時にいは自由に標本を扱える生物からは,得られる情報が沢山ある.その辺を有効活用して,研究を発展させてもらいたい.まずは地道に解析を進め,習慣化することだろう.もちろん,論文読みや,研究の大きいところから小さいところまで,自分で考えることが重要だ.
そしてその後は,タナゴ論文と向き合った.先週末に中間結果をまとめてくれたデータとにらめっこ.現在,最優先で論文化しようと考えているネタだ.が,,,じっくり見ていると,「同じ!?」であるかも.何が同じかは敢えて書かないが,そもそも「違う」ことは論文にしやすいのだが,「同じ」だとどう組み立てていくか...もちろんそれが結果だし,今後も調査をやって,本当に「同じ」とみなしていいかも確認しないといけないのだが.こうなると,わかりやすい論文にするために,別のところで「違い」をもとめてしまうのだが,生き物が生き物だけに,好き勝手に扱うことはできない.この点が,先に書いた魚との違いだろう.いずれにしても,今後もしっかり考えよう.
さて明日は,,,明日も,,,じっくり考えよう.
2017年1月18日(水) できる時に,やっておこう
調査が先延ばしになったこともあり,時間ができた.
その時間を利用して,バリバリ実験をこなしている!,,,と言いたいところだが,出口が塞がっている(シーケンサーが使えない)ので,なかなかやる気がわかない.シカのダイタミはすべて終わったので,別の頼まれ実験を始めた.まずはDNA抽出から.その次はフラグメント用のPCRなのだが,産物を冷蔵保存することもあり,あまり先走ってしまうと,産物の劣化が怖い.それにちょっとした条件の違いから,「総崩れ」の懸念もあるので,なかなか先に進む気になれない.ということで,ゆっくりとしたペースで抽出中.もっとも,サンプル数が200を超えるので,どうやっても時間はかかるのだが.
これだけ時間があると,事務仕事もそこそこ進む.さらに時間があったので,久々シカDNAのアライメントを行った.このアライメント用のサンプルは,昨年度の段階でシーケンスを終わらせていたもの.シカのアライメントは結構面倒なので,なかなか手がける度胸がなかったのだが,まとまった時間ができたので再開した.が,やはり大変.そして飽きる...結局10個体分もできずに終了...続きは後日やろう.
その他,環境DNAの報告書をまとめてみたり,講義の採点まとめをやってみたり,なんだかんだと過ごしている.こんな時こそ,タナゴ論文!と思うのだが,これはこれで,なかなか気分が乗ってこない.が,それではいけないので,今後はタナゴ論文に重点を置いていこう.若者のデータ出しにも期待したい.
ところで,来年度の計画も常に考えている.と言っても,新4年生は「ゼロ」になりそうなので,研究活動自体は基本的に今年の延長とナメクジだ.今,計画を練っていることは,教育活動の方.特に,若者,よりもっと若い学生たちを対象としたものだ.目玉として,「富山の自然と生物(多様性)」を教える講義を,自主的に開講しようかと考えている.
そもそも事の発端は,来年度の配属希望者「ゼロ」.これには様々な理由や要因が関わっているだろう.ただ,やはり目立つのはフィールド志向の学生が乏しいこと.これもご時世なのだろう.子供のころの虫取りが好きで,その流れで生物学科に来た,という学生は確実に減っているだろう.だがその一方で,入試の時や,入学直後には「富山の豊かな自然に憧れている」と公言する学生も少なくない.だが現実は,入学後に,富山の自然や生物を知る機会がほぼ皆無.ちょっとしたゼミもあるが,あれでは高が知れている.
そこで,ウソかホントか,富山の自然を知りたいと思っている学生の希望・要求を満たしてあげよう!というのが,上記講義の目論見だ.対象は生物学科の1-3年生.特に,入学直後の学生は,右も左もわからないまま,なんとなく流れてくる気がする.とりあえずは,座学が中心だが,やる気がある学生は外に連れ出してもいい.もちろん,ひみラボ活動もその一つだ.そしてもちろん,参加学生にフィールドの面白さを植え付け,やがては山崎研へ,,,という青田買いの要素も多分に含んでいる.
実は,毎年似たようなことを考えているのだが,一番のネックが時間.特に,春先は講義や実験が多く,準備時間が採れないことが多かった.が,来春は新若者がいない分,時間はあるだろう.そしてもちろん,自宅残業等も有効活用していきたい.はたして,うまくいくかどうか.
さて明日は,ようやく?調査.雪にはまらないように,しっかりやろう.
2017年1月16日(月) 劣化
どんなものであれ,使い続けるとガタがくる.
年末に雪が降ったとき,除雪をしようとして,スコップで多めの雪を持ち上げようとしたら,バキッ!と,持ち手が折れてしまった.1シーズン前に買ったような気がするのだが,そこまで酷使したのだろうか.
そして今日,雪が残る道を,傘を杖替わりにしながら歩いていると,バキッ!と,今度は傘の持ち手が折れた...こんなところが折れるのか?というくらい,見事に折れた.こちらは5年くらい使っていたし,確かにつき方が荒かったかもしれない.
さらに帰宅後,ちび助たちを迎えに行く前に,車の前を除雪してると,バキッ!,,,とは聞こえなかったが,左太ももが悲鳴を上げた.関連性はわからないが,数日前に右足首を負傷して,それをかばうような歩き方になっていた.その負担が大きかったのかもしれない.でも,それよりも私の体自体が劣化しているのだろう.年は取りたくないものだ.暖かくなったら,ぼちぼちトレーニングを再開しよう.
それが原因というわけではないが,今週前半に予定していた調査は,木曜日に延期.少しでも雪が少なくなることを祈ろう.ちなみに,左太ももは,当初はまともにあるけないくらい痛かった.その後,ストレッチをしたら痛みが軽減したので,車を運転することもできた.が,明日以降どうなるか心配だ.調査にしても,何にしても,年寄?を労わる心を忘れずに.
2017年1月12日(木) 気が付けば一週間
特段の理由はないが,気が付いたら1週間ぶりの書き込みだ.
この間,研究面では概ね順調に推移している.実験は相変わらずシカ.再PCRもうまくいき,現在手元にある今年度分のサンプルはすべて成功.今日もダイタミを続け,明日には終わりそうだ.ただ,予想通り共通機器の3130は混んでいるみたい.やはり今の時期は,どこの研究室も卒論,修論で大変なのだろう.さすがにここは,学生さんに譲ろう.ということで,予定通り,今のうちに産物をためておいて,3月になってから流していきたい.
一方で,ここ数日,タナゴ論文の方が進んでいる.特に,大きな研究目標が,だんだん具体化してきた.何時ものことだが,かなりナイスな論文になりそうだ,と現時点では考えてしまう.いずれにしても,若者たちとは違う発想(アイディア)で,構成を練っている.とは言え,若者のデータがあってのことなので,そちらはそちらで,しっかり頑張ってもらおう.
2017年1月6日(金) シカ
予定通り,シカDNAの続き.残っていた個体からDNA抽出を行い,その後PCR.泳動してみると,,,増幅失敗のサンプルも...来週にでも,再PCR,あるいは再抽出しよう.その他,ダイタミも数個体.産物をためていこう.
実験で時間を費やしたため,それ以外は事務仕事をして終わり.また連休だ.とりあえず,体を休めよう.
一方で,タナゴ論文もそろそろ本格化したい.論文読みだけではなく,「書けるところから書く」を基本として,やっていこう.もちろん英語だ.
さて,なんだかんだで,今週の研究室は正月気分.というか,若者は誰も出てこなかった.ということで,週明けから本格始動.早いもので就活も始まるみたいだ.もちろん,修論・卒論もまとめの時期.早いうちに,各自の今後の予定・計画・方針を確認したいので,しっかり考えておくように.というか,もう考えている暇はないかも.しっかり動くように.いずれにしても,早々に個別面談でもしよう.
2017年1月5日(木) とりあえず,まったり
と言っても,文字通りとらないでもらいたい.今日もしっかりやることはやった(はず).
まず実験から.昨日から始めたシカの続き.まずはサンプルデータを打ち込んだ.これは結構重要な仕事.そして,抽出.昨日溶かしだした分を抽出し,続いてPCR,泳動,成功したのでSAP,からの~ダイタミスタート.そして次なる抽出.昨日書いたように,サンプルが少ないので,残りのサンプルをすべて溶かしだすことができた.明日抽出とPCRを行ってしまおう.来週は,残りのダイタミをやりながら,次の実験に入れるかもしれない.
次に行ったこと,,,と言いたいところだが,この後は自宅残業.タナゴ論文読み.だが,さすがに疲れたので,日本語の論文に目を通した.で,今日読んだのはヤリタナゴのとある地域の論文.が,,,なんじゃこりゃ?な論文だった.確かに,分野が違うこともあるだろうが,山崎研で言えば,卒論初稿,とまでは言わないが,第二稿レベルの論文だ.兎に角,自分の思うがままに書かれている.そして,文章が読みづらい(意味がわからない).いい点を挙げるとすれば,土木系なので,現場の調査自体は結構細かいところまでやっている.だから,比較データ(結果)にはなる.が,考察は参考にしない方がいい.調査方法における保全姿勢も含めて,もし私がレフェリーならば,散々文句をつけた上で,リジェクト判定を出すだろう.兎に角,本州の最北地域のヤリ論文には要注意だ.
ということで,明日も,とりあえず来週も,同じように過ごしていこう.
2017年1月4日(水) 仕事はじめ
案の定,まったりとしたスタート.今年の方針を改めて考えてみたり,当面の研究計画を練ったり.もっとも,昨日練った方針と大きな変更はなし.が,いざ昨日のブログを読み返してみると,どうしても「ダラダラ」「のんびり」過ごし1年に見えてしまう.もちろんそれではだめだ.ということで,とにかく,体and/or頭を動かし,形(結果)を残していくことだけは,忘れずにやっていきたい.
ということで,今日は目先の仕事として,修論直しを行った.結果,初稿なので大きな直しが基本であり,また他に仕事がなかったので,直し完了.コメントを書いて返却.
と言っても,これが終わった段階で,夕方.それでも明日につなげる仕事として,DNA実験を開始.公約通り,今日からは「シカ」.まずは,手元に届いているサンプルを整理し,その一部の溶かし出しスタート.明日,抽出&PCRをやっていこう.ただ,たくさんサンプルがあると思いきや,30検体弱だった.これならば,ダイタミまでそこそこの時間,順調にいけば再来週には終わりそうだ.できるときに,やっておこう.
ちなみに,このシカも,去年までにそこそこデータが出ている.とりあえずはミトコンだが,それだけでも論文を書けるだけのネタはある.また,保留状態ではあるが,マイクロサテライトも悪い結果ではない.これら論文書きやMS実験に時間を費やす,,,という誘惑もあるが,やはり当面は割り切ってやっていこう.まずはタナゴ.それが終わって,やることがなくなったら,シカなり何なり,やっていこう.
2017年1月3日(火) 年始
今年もよろしくお願いします
この正月も,何事もなく,過ごすことができた.論文を読むこともなく,,,ま~,予想通りとも言える.そんなものだろう.なんとなく,自分の中では割り切って考えることができている.肩ひじ張らなくてもいいだろう.ということで(?),今年の方針は,肩ひじ張らず,時には(往々にして?)割り切って物事を考え,特段目立たずに過ごしていくこととしたい.
と言っても,もちろんだらだら過ごすわけではない.それに今のご時世,いつ何時,予想だにしない「お仕事」を任せられることがあるかもしれない.それらには,それ相応に対応していきたい.言い換えると,様々なことに対応するだけの「ゆとり」,あるいは「開き直り」ができているのかもしれない.
研究面でも,特段目立った研究をアピールしていこう!とかは考えていない.が,タナゴ論文書きをはじめ,やるべきことをやっていく(心の)準備はできている(つもり).そのための具体的な方針は,先ほど練っておいた.
要するに,今年は何をするにしても,はじめの一歩を踏みだすのではなく,昨年までに踏み出した一歩に続く「二歩目」の年にしていきたい.
と,先ほどは考えてみたものの,実際に仕事が始まる明日になったら新しい考えも湧くかもしれない.何はともあれ,明日からが本番スタートだ.
ところで,今年(昨年末)もおせち作りは絶好調!近日中に,写真をアップしたい.